全木協神奈川県協会研修旅行(台湾③)

金や銅を掘っていた鉱山のエリアにも訪れました。重金属が混ざった川の水には生き物はおりませんが、雄大な滝が流れておりました。
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ここは日本人が事業を起こして採掘していたのち、戦後は国家事業として継続して発展しました。その時にも日本人が建てた建物が継続して利用されていたそうです。遠くに見える建物がそれです。
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6件長屋の木造住宅です。炭鉱を管理していた幹部の住まいだったそうです。台湾では保護事業としてスケルトン改修がなされました。
ここではビデオでこの改修事業の説明がありましたが、ダメだしがしたくなってしまうものでした。それは、プロジェクトの責任者らしき台湾人の大学教授の言葉にありました。その人曰く、「日本では木造住宅は20年から30年しかもたない」「とても壊れやすい」と言っておりました。おいおい、勉強不足ではないですか。
まだダメだしは続きます。見学の説明に「建物は壊れやすいのでゆっくりと歩くこと」「特にドアや玄関は壊れやすいので静かに開け閉めすること」とありました。何だか悲しくなります。
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昭和天皇が皇太子時代に住まいとして建てられた木造住宅も保存されておりました。
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南京下見の美しい佇まいの建物です。外壁の板張りははやり良いですね。
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上がって中を見たかったのですが、そとだけしか見ることができませんでした。
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