千曲川決壊による台風19号の爪痕

土曜日は急遽日帰り車で長野県長野市へ。

全木協が台風19号の被害による木造応急仮設住宅を長野市内で建設中で、急遽開催された視察研修に参加いたしました。

神奈川県からも大工さんが応援に行っております。長野県の主幹事工務店で友人の小林創建小林社長がリーダーシップを発揮して頑張っておりました。

その内容はSNSでは公開できませんのでブログに投稿できませんが、今月中に完成予定で急ピッチで作業が進んでおります。

早朝に出て早めに到着し、千曲川の決壊で甚大な被害となった長沼エリアを視察しました。大量の川の水と土砂が一帯に流れ込み、建物の倒壊も多く見られます。

被災から1か月以上経過しておりますが、泥の書き出しと清掃を住民とボランティアの皆さんで黙々となされておりました。まずはしっかりと乾かしてそれから復旧となります。

太陽光パネルなど機械類は水に浸かった場合は再稼働が出来ないのが多くのメーカーの見解です。

設置されたメガソーラー施設が無残な姿となっておりました。

土壁の塀も下地の小舞壁が現れこの様な状態です。

地球温暖化による台風の大型化などいわれますが、この惨状を実際に見聞きすることでより身近な問題にとらえられます。私たちに出来る事をしっかりと進めて、一日も早い復興を願っております。

千曲川が決壊した場所も立ち寄りました。ようやく仮の堤防が構築されておりましたので一安心といったところでしょうか。

それににしもこの様な広い河川敷が水でいっぱいになるなんて想像もできません。土手の上から写真を撮りましたが川自体ははるか先です。この河川敷を満水にするその水量たるや、恐怖でしかありません、、、。

いうまでもなく長野県はリンゴの産地です。河川敷付近にはリンゴ畑が多かったようですが、土砂に埋もれ全滅です。それ以外の農作物の被害も甚大になっているときいております。

待ちを走っているとこの様な施設が。ハザードマップでは浸水危険の高いエリアなので、長野市ではこのような避難用の高台の公園も造られておりました。

歩道の土ホコリの様子からこの付近も浸水被害になったようです。この高台の公園は今回の災害でも役立ったのではと思います。

ハザードマップでは比較的危険性の低いエリアに仮設住宅が建設されております。他の場所ではトレーラーハウスの仮設住宅が工事していたので車をとめて外からも見ることができました。

プレハブ、木造、トレーラーハウスと業界も持てる力を発揮しております。同じ業界として皆で頑張っていきましょう!