より安全に利用しやすく【共用トイレの改修工事】

1月下旬から着工しておりました菩提寺の佛導寺さんの書院共用トイレの改修工事が無事に終わりました。

参列者の利用実態に合わせた改修を希望され、当初の考えから色々とご提案をして工事内容を固めていきました。

特に高齢になった参列者の対応でより断熱化と床段差の解消、性別ごとに利用しやすい配置、手洗いの水のお湯対応などを行いました。

以前の手洗いはコンパクトなものが設置されておりましたが、今回は掃除の際のバケツなどを置けるようなもの、またお湯も出るようにしたいという事でした。

大きめの流しは設置できないので60㎝幅の洗面台に給湯タンクが設置できるものでシンクの形状も深めで底がなるべく平らなものを選びました。

上には窓があるので鏡は付けられません。

鏡を付けなくても大丈夫な洗面台を選ぶ必要もありました。

引き戸としたトイレは特に身体の衰えが進んでいる方向けにしています。

引き戸からトイレの向きも介助者がいる場合に利用しやすい用にしました。

L型手摺とオート開閉の蓋、流しボタンで身体をあまり捻ることなく利用が出来ます。

バッグなどを置く台も付けました。

紙巻き器も補充の頻度が減るようにダブルロールです。

こちらは正面ドアで入るトイレです。

こちらにもI型の手摺を付け、ダブルロール。

ニッチ収納は既存のトイレのものを再利用しました。

今回は専用の小便器にドアを設置して落ち着いては入れるようにしました。

自動水栓はもちろんですが、既存の窓の高さもあり器具選定には気を使いました。

結果的には掃除のしやすい壁付けタイプにせざるを得なくなり、壁補強もがっちりと行いました。

便器の下にはにおいを分解する専用のフロアです。

トイレ床は微妙な段差があったので全て下地からやり直して平らな床になりました。

仏教のトイレの神様の台に当たらないようにドアの高さも気を使いました。

本当にギリギリです。

換気扇は既存の枠を利用し新しいものを設置。

本体と新しいトイレの壁が干渉しないようにギリギリで納めていますので右側のトイレの内寸は可能な限り広くしました。

壁は木材フリー版で作ったので厚さも薄くしています。

トイレのドアの幅も洗面台の幅を考慮しつつ、ギリギリまで広くするようにしました。

今回は解体時に土台や柱の痛みが無いかも十分にチェック。

健全性を保っていました。改めて断熱材も厚いものを気密を意識して入れていますので、冬も暖房器具が入れば温かく利用できると思います。

面積としては4帖の空間ですが、建築としてはあらゆる要素が詰まっているといえますのでやりがいは大きいです。

法事の受付などを調整していただいて短期決戦で集中して臨みました。

今後も利用者の方が気持ちよく使っていただけると嬉しいです。