先週の木曜日は午後から水道橋の住宅金融支援機構の本店のホールへ。公益財団法人東京都防災まちづくりセンター主催の東京都木造住宅耐震診断技術者講習会に堤主任と私と2名で参加しておりました。
耐震診断の講習は何度も受講しておりますが、今回は東京都での各区役所、市役所などの耐震診断、補強工事の補助の要件にこの講習を受講した設計事務所が行うこととしている場合が多いため、その準備でした。年に一回の機会なので、事前にリサーチして申し込みをしておりました。
また、木造の構造の先生として有名な山辺先生のお話を久しぶりに聴けるのでそれも楽しみにしておりました。それなりの長い時間でしたが、楽しんで聴くことができました。構造区画のイメージ、立体的な力の流れのイメージ、接合部の件、耐力壁線間距離と床倍率、壁強さと梁桁の曲げ応力など許容応力度計算を普段からしている私には当たり前なのですが、普段からそう言ったことをしていない人には山辺先生のお話はどれだけ理解されていたかな、と思います。耐震診断と耐震補強は新築通りの理想的な構造とはなりませんが、近い形をイメージして補強方法など決めていくことが重要ですね。
補助への対応は実際に東京都内に建築士事務所を構える必要があるので直ぐにはスタートしませんが、近々どこかを間借りして登録を行うようにしたいと思います。拠点はあくまで大和市ですから!