30日(土)は夕方から逗子市S邸のお引渡しとなりました。
当日は朝から設計監理のi+i設計事務所さんがオープンハウスを実施しておりました。大変多くの見学者がお見えになったそうです。
代表の飯塚さんがFacebookでも、「代表作」といわれていたので尚更注目されたのかもしれませんね。
飯塚さんの本を読んでから、プランの成り立ちがなんとなくイメージできるようになりました。シンプルな形状からそぎ落としていき、形作られております。
外壁は焼き杉と杉材の突き付け目板張りとなっております。
分譲地の道路面となるファサードでシンボルとなるFIX窓は室内からはこれだけ大きな窓です。上棟の時に細長比を私が気にするほどでした(笑)
全体的に開口が多い建物でも、窓サッシが高性能なのでしっかりとした断熱性能が確保されております。そして空間が繋がった室内でも温度差が小さく済むので快適です。
平面では中央に階段があり、周囲をぐるりと回れる動線が確保されております。
階段室上はハイサイドライトで、スノコ状の床から自然光がもたらされます。
キッチンもセパレート型で撥ね出したカウンターは家族と座りながら準備をしたりするのでしょう。
床材は在庫のメルボです。後ほど入ったS様所有の家具と色合いもバッチリ。出会うべきして出会った材料ですね。
南面は全て開口でした!そこにステンレス製の筋交い金物「コボット」が配されて必要な耐力壁が確保されております。家具などに絡む施工に石倉大工の繊細な気遣いが見えていて嬉しいです。
正面壁の左側から差し込む光がとても綺麗ですね。リビングスペースが段差で分断されつつもつながっています。
高い部分にはテレビをルーフバルコニーで上がる階段を椅子にしてみたり、手前の低い部分は床にべた座りやローソファーで暮らすそうです。
2階スキップフロア部分の少しの段差にエアコンが仕込まれております。このエアコンだけで十分温まりました。こちらの部分も入れられるようになっておりましたが必要なさそうです。
Sさんが照明器具をコレクションされていたそうで、色々なところにポイントで使われておりました。壁・天井の左官仕上げにとても似合っていて正にアートの世界。
S様、竣工改めておめでとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!