横浜の近代建築

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神奈川県立歴史博物館にて神奈川県庁舎の講習会が4回シリーズにて行われていました。今回は最終回で、見学会となります。講習会が行われていたこの県立歴史博物館の建物自体も横浜近代建築の代表例でした。元は横浜中金銀行(現三菱東京UFJ銀行)本店です。文明開化の明治時代、海外からのものの流れで経済の拠点として大事な役割をしていた事がわかります。設計者は妻木頼黄さんです。日本橋の麒麟の像もこの方が手掛けたそうです。
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関東大震災で消失したドームは再建されたものです。当時の銀行建築でも建物地下に金庫があったのは日銀本店とこの建物だけだそうです。震災時にはここの地下が火災から逃れるシェルターの役割をしたそうです。
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装飾はドルフィンとの事。港町らしく海を連想させますね。ドームの中も入らせていただきましたが、張りぼてで雨漏りもしていました。
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県庁も見学会しました。神奈川県庁舎は実際に知事が執務をしている庁舎の中では大阪府についで古い建物とのことです。庁舎は休みでしたので、人はおりません。
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普段は縁もないので入る事はない、知事室です。黒岩知事の書が幾つかありました。
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こちらは皇室の方をお迎えする部屋だったところです。現在は一般的に使用されているようでした。皇室の家紋がマントルピースにありました。