S邸は神奈川県産木材を中心に地域材をふんだんに使用した長期優良住宅です。
大きな敷地に負けないように下屋を大きくしボリュームを持たせながらも、コスパの良い設計を心がけました。
サッシは樹脂窓APW330を採用しましたが、交通量の多い県道近くなのでガラス厚さも異厚としたLow-Eペアとしています。
整体の仕事と併用する住宅となりますので玄関から動線を二つに分けているプランとしています。
また将来その部屋が介護対応もできるように考え、結果LDKとワンルームで繋がりながら回遊できるプランとしています。
玄関ホールの吹抜には2つのサイドトップライトを設け、自然光の恩恵をもたらすとともに自然換気を促してより省エネルギー化をはかります。
床は重厚なヨーロッパオークの無垢フローリング材です。
木目は大胆になりますが、太径木から取り出しているので赤身が強いです。
キッチンは南面窓に面しているので、お庭を眺めながら料理を楽しむことが出来ます。
2階は一部屋ですが、ベッドに寝ると間仕切られる高さの壁をつけました。お互いの息遣いが感じられる配慮です。
S様ご一家がこの先も心豊かに健康で長生きできるよう耐震性や断熱性を予算とのバランスを取りながら進めてまいりました。