昨日はかな協主催の企画で川崎市扇島の工場地帯内にある「東京パワーテクノロジー」という会社の太陽光パネルリサイクル施設を見学しました。
徐々に顕在化している太陽光発電のパネル廃棄問題ですが、こちらではそのパネルのリサイクルを行っております。
東京パワーテクノロジーという会社は東京電力が100%株を所有する関連会社で主には火力発電所や原子力発電所のメンテナンスを行う会社です。

パネルはガラスとセル・バックシート、アルミ枠、接続箱・ケーブルとに丁寧な解体分別作業で分けられ、それぞれリサイクルされております。
一般的な形状となっている長方形のパネルがこの機械でリサイクル処理されます。
パレットの上に重ねられたパネルをフォークリフトで載せて設置完了です。
事前にパネル裏にある電極部材を手作業で外しております。
アルミ枠にパネルが挟まっているだけの状態です。

一枚一枚機械でセットされ、ベルトコンベヤーで運ばれていきます。
左に見えるプレス機でパネル面を押し出し、その勢いでパネル保護のガラスが割れてアルミ枠が外れ下にあるそれぞれのケースに納まっていきます。

パネルの基材となるバックパネルはその後もベルトコンベヤーで運ばれていきます。

細かな歯の間をバックパネルが通りさらに細かくガラスなどが粉砕されます。

通ったあとはこのような感じになります。
このシートの中にも銀が含まれているので精練工場に運ばれてさらに処理がなされます。

アルミ枠も当然にリサイクルされます。

ガラスは色ごとに機械選別されます。
こちらは透明のガラスです。

こちらはセンサーで分けられた少し色が入っているガラスです。
いすれも舗装材やグラスウールの原料にリサイクルされるようです。

こちらはほぼ正方形のパネルです。
この様な形状は先ほどの機械では自動に処理できないそうです。

こちらのプレス機でパネルを押し出してアルミ枠を外しガラスをある程度細かくしてから先ほどの機械にかけるそうです。
正方形のパネルや寄棟屋根で使われる台形や三角形パネルも同様の工程となるので手間がかかるそうです。

また、このようにアルミ枠にビス止めをしているパネルも先ほどの自動処理はできないので事前にインパクトドライバーなどでビスを外すことにになるそうです。パネル製造もリサイクルを前提とした作りとなっていないことは残念な事ですね。
バックシートのあるシリコン系の単結晶・多結晶パネルなどがこの施設で対応できるそうです。
薄膜系のアモルファスはNGとのことですが、お話を聞くとバックシートの有無が問題のようなので以前はパナソニックで扱っていたHITという単結晶アモルファスのパネルも持ち込みできそうです。
セレンなどを含むCIS/CIGS系やカドミウム等を含むCdTe系など化合物系のパネルは有害物質が施設設置許可要件から外れるため受入れができないとのこと。これらは製造メーカーに相談ですね。
太陽光パネルリサイクル施設はこの処理以外にも色々と方法があるようです。
こちらは神奈川県唯一のパネルリサイクル工場で、この先の太陽光パネル廃棄時にはお世話になる事間違いなしです。
しっかりと勉強ができました。丁寧なご説明、誠にありがとうございました!
