今月は自宅に東京電力エナジーパートナー社より封書が届きました。
全電化住宅割引の終了のお知らせです。
オール電化としている住宅向けに数パーセントの割引があったものでした。
我が家の電気契約は「電化上手」という契約です。
今はこの契約は存在しない幻のプランといわれているもので、東日本大震災以前に設定されていたものです。
原子力発電の余剰深夜電力を効率的に使用する事を目的としたものと思われます。
別のプランを申し込むと再度この電化上手は選べなくなっています。
東日本大震災後に電力の自由化が始まり各社が新たな契約プランを用意されましたが、この「電化上手」と比較すると全ての事業者が「あ、それは今の方がお得ですね」と一気に引き下がるというものです。
概要としては基本料金と電気代を2つの季節(夏とその他の季節)ごとに、3つの時間帯(7-10時と17-23時、10-17時、23-7時)に区分して設定しています。
昼間を割高に、その前後は通常に近く、深夜は割安というものです。
原発稼働が進まない中で電化上手でも度重なる料金改定で時間差の金額差は減ってきており徐々に電気料金も上がっておりましたがまだまだお得のようです。
書面には割引終了の苦しい理由が書かれておりました。
国の政策方針転換で巻き込まれたとはいえ、私はこれを読んでも良くわからないな、というのが率直な感想です。
国民の生活インフラとの一つとなっている電力です。
安定供給・安全性の確保という点においては一般企業とは次元の違うレベルを求められ、そしてそれを担うべく特別な扱いを受けてきたのですから。