日曜日は茨城県の潮来へ。PWAの資料では度々登場している、潮来小学校の新しい木造校舎を見に行きました。
アポなしで行ったのですが、職員室などが開いていなかったのでクラブ活動などをしている校庭から覗かせてもらいました。
鉄筋コンクリートの校舎がもともとあったようで、隣に前後2列木造校舎が建設されていました。シンプルな平面形状と切妻屋根はかつて日本中に建てられていた木造校舎の面影も感じます。南に張り出したテラスまで覆う軒の深い屋根、外壁にも板が張られていて耐朽性にも配慮されていますね。
長弦トラスという、一般的な山型トラスの底辺が屋根勾配にあたる形のトラスが二階屋根構造に用いられています。
廊下壁のランマも良い抜け感を演出しています。
平面プランは南側に教室で北側に廊下。JIS A3301木造校舎構造のJISで作られているのか、後で良く調べておきます。
床にはヒノキ材、腰壁には杉材。内装制限も腰壁はかからないので特別な処理はしなくても木材が使用できます。
木の香りが沢山しそうな校舎です。また、無駄な装飾や構造に無理がないのも素晴らしい建物でした。木造に不慣れな設計者の建物だと、私からみてどうも頭を傾げて場合によって怒りも感じます笑。
子供にはこんな校舎の学校に通わせてみたいですね。やはり木造校舎は良い、青木工務店でも手掛けてみたいと強く思いました!