23日水曜日は大和市K邸が無事に上棟いたしました。
あいにくの雨模様となりましたが、建て方作業は順調に進み、野地板まで張ることができました。
矩勾配(45度の屋根勾配をいいます)の外観シルエットはコンパクトながらも存在感のある外観となりました。外壁には板張りがふんだんに施され、タイルも効果的に使われるのでより印象的な仕上がりになります。
総二階なので余計な形状が現れません。垂木が整然と並ぶ様子はそのまま見せるようにしたい衝動にかられますが、屋根下の断熱材で見えなくなってしまいます。一番頂部は垂木間通気で棟部分で空気が抜けるようになります。従って小屋裏空間の温熱環境が大幅に改善されるのです。
住宅密集地なのでLDKは2階にして吹き抜けの中に位置します。更に小屋妻面からサイドトップライトを設置して周囲の視線を気にせず、日差しが部屋の奥まで降り注ぐようになります。
空間全てが吹き抜けなので、耐震等級3の床倍率の調整に苦労をしましたが、工夫を凝らしてクリアさせました。もちろん、偏芯率(重心と剛心のバランス)についても1.0以内に納めているので極めてバランスも良い建物になりました。
K邸の棟梁は現場近くで生まれ育った村木大工です。この条件で良い家ができない訳が無いですね(笑)。私も色々な想いを感じながらこの日を迎えました。
K様おめでとうございます。安全第一でしっかりと工事を進めてまいります!