無垢のフローリング材などでいつもお世話になっているミハマ通商さんに先週金曜日に急遽行っておりました。
同社で長年海外の買付や検品を担当されていた高木さんが今月で退職と連絡をいただいたので、高木さん会ってこれまでの感謝の気持ちを直接お伝えしたいと思い行きました。
青木工務店とミハマ通商との取引は古く、お互いに2世代に渡って良い関係が続いております。
先代の武井社長と私の父とで建材の商品開発から現地に出向き検討を重ね、カリンやチークなど沢山仕入れておりました。
そこをしっかりと脇を固めてくれていたのが高木さん。
父からもよく聞いておりました。
当時は試行錯誤の連続だったようで、現地の加工品質の向上、材の選び方から、施工者が数量を管理しやすい様にフローリングは乱尺タイプ(長さが色々)が一般的だったのを組み合わせて半坪でパッケージして箱詰めしたり、ユニタイプ(フィンガージョイントで繋いで長さを1.8mにしたもの)に加工して半坪入りにしたりというアイディアを武井前社長と父とで考えたそうです。
今では輸入フローリングの形のスタンダードとなっていますよね。
今のミハマ通商の在庫にはチークやカリンは減りましたが、今でも現場には強いネットワークがあります。
1番勢いが良かった80年代後半には、武井前社長と父を含む複数の工務店で海外法人を立ち上げています。
その看板を高木さんが倉庫から引っ張り出してくれました。
材料はもちろんビルマチーク!
私も青木工務店に入社してから何度か高木さんのアテンドで海外に行って現地の視察や仕入れをさせていただき、現地の方との交流や工場加工の事、材料の事など色々と学ばせていただいておりました。
高木さんはここ2年はコロナで海外に行けず、ちょっと窮屈だったのかもしれません。
山本社長が写真を撮ってくださいました。
実は20年以上前から高木さんとお会いしていますが、見た目はずっとこのままでした笑。
もう70歳をとうにすぎていますが元々老け顔(失礼!)という事もあり逆に今は若々しさを感じます。
これから会社で見かけなくなるのは寂しくもありますが、今後は子会社のお手伝いをされるとの事です。良かった。
この日に行ってから初めて聞いたのですが、山本社長も今期の株主総会を経て退任予定、御令嬢の佳奈さんに間も無く譲り会長になる予定の事です。
佳奈次期社長からはお客様に渡すのは初めてと新しい名刺をいただきました。
希望に満ちたミハマ通商、高木さんの業務も引き継ぎ海外に飛び回る新社長となりますね。
ミハマ通商を2世代に渡り表に裏にと支えてきた高木さん、本当に素晴らしいと思います。
お疲れ様&ありがとうございました!