日本建築学会のJASS5 鉄筋コンクリート工事が昨年改訂されていたので取り寄せました。
前回の改訂版は2018年なので4年振りの改訂ですね。
改訂するたびに厚くなっています。
価格も1万円近いです。
実は今回の改訂で、これまであった「住宅基礎用コンクリート」の項目が無くなった事を最近知りました。
内容を確かめておかなければ、と思い購入しました。
JASS5ではこれまで住宅基礎用コンクリートは鉄筋コンクリート構造の建物と比べ、エッセンスを残しつつ簡略化した内容でまとめられておりました。
左が2022年、右が2018です。
29節が現場練りコンクリートに変わっており内容は別物です。
2022年版の冒頭には各節の改訂概要がかかれておりましたが、住宅基礎用コンクリートの節が無くなった経緯などはここでは確認できませんでした。
建築基準法の要求事項とは直接結びつきませんが、この改訂が示すことは住宅基礎も鉄筋コンクリートと同じなのだと学会の考えが読み解けます。
住宅基礎について政令の解釈の整理も検討されている模様。
住宅基礎もこれまでの考え方との矛盾など整理する時期になったのです。