前回「IKEAのTOFTBYNを再利用したアウトセット引戸の制作準備」から続きます。
イケアの大型ミラーTOFTBYNの再利用を断念し、改めて同等サイズのミラーを専門業者に発注致しました。
浴室と洗面所の入口という事で防湿タイプのミラーをご提案いたしました。
K様のご要望でミラーの周囲に縁取細工を施します。
この日は取手部分の材質や表面仕上げに関する打合せを兼ねてK様が作業場を見学にいらっしゃいました。
当初は「無垢のままで」と木の風合いそのままを生かしたいご様子でしたが、無垢のままでは汚れが付きやすい事などご説明したところ「オイル仕上げ」をご希望しご自宅に帰られました。
「フラッシュドアにガルバリウム鋼板を貼ってもらう事は可能でしょうか?」
ご帰宅後すぐにK様からお電話が掛かってきました。
K邸の洗面所周辺の壁はサンゲツの壁紙「INNOVATIVE WALL」で施工されています。
黒板クロスとの調和
「INNOVATIVE WALL」は別名「黒板クロス」と呼ばれ黒板のようにチョークで好きなように描く事ができます。
既にK邸にはガルバリウム鋼板を貼ったドアやキッチンパネルがあり、K様はガルバリウム鋼板も黒板代わりに利用できる事を知っていらっしゃいました。※K邸の場合です。すべてのガルバリウム鋼板にチョークで描けるかどうかは未確認です。
そこで今回のフラッシュドアにガルバリウム鋼板を貼る事を思いついたそうです。
耐久性の高さから主に外装に使われているガルバリウム鋼板ですが、K様はガルバリウム鋼板独特の風合いやマグネットが利用できる磁性体という点を気に入り積極的に内装に取り入れていらっしゃいます。
番匠木工でガルバリウム鋼板を扱うのは初めての事で、特に今回は正確にミラー部分を長方形にカットする必要があります。
板金業者に相談したところ一旦フラッシュドアを預ける事になりました。
ガルバリウム鋼板の端材を有効利用?
IKEAのTOFTBYNミラーの陰に隠れていましたが、洗面所の向かい側にはニッチのような造作があり、DIY好きのK様はそこにもガルバリウム鋼板を貼る事を思いつきました。
ミラー部分をカットして余った端材をDIYで貼られる計画のようです。
どんな仕上がりになるのか楽しみですね。
チョークボード?サインボード?
板金業者から戻ってくるあいだ、倉庫に在庫していたガルバリウム鋼板を使って「ガルバ仕上げのフラッシュドアのサンプル」を制作しました。
これをご覧になったK様から「このままチョークボードとして使えそうですよ、お店の外に立てかければサインボードとして活用できます。カフェやカフェ風インテリアのお部屋に好まれるので『サイズオーダー承ります』としたら如何でしょうか?」とアドバイスされました。
興味を持たれた方がいらっしゃいましたら青木工務店番匠木工までお問合せ下さい。
次回は「ガルバ仕上げのミラー付フラッシュドアが完成」をご紹介します。
番匠木工では様々な建具や家具などを制作しています
>>>番匠木工の建具・造作例
「こんな収納が欲しい」「あったら便利だと思う」など、K様のようなご要望がありましたらお気軽にご相談下さい。