先週水曜日鎌倉市高野の現場に行ってまいりました。
プレイスコーポレーションさんの買取再販プロジェクトです。
プレイスコーポレーションさん、アトリエけいさん、青木工務店と再結集して進めて参ります。
現場は内部解体工事がおわり、皆で確認していきます。 続きを読む 新たな買取再販プロジェクト始動!
先週水曜日鎌倉市高野の現場に行ってまいりました。
プレイスコーポレーションさんの買取再販プロジェクトです。
プレイスコーポレーションさん、アトリエけいさん、青木工務店と再結集して進めて参ります。
現場は内部解体工事がおわり、皆で確認していきます。 続きを読む 新たな買取再販プロジェクト始動!
昨日はミヨシ設備の林さんに来ていただき、会社所有のアパート「コーポA」の外水道の交換を行いました。
これまで井戸水の外水道でしたが井戸水が出なくなっておりました。
今回は水道の給水管から分岐して水を取りだします。 続きを読む コーポAの外水道交換
川崎市K邸マンションリフォームに関するこれまでの記事
7月2日 セルフリノベにイケアハック(IKEA HACK)?
8月6日 IKEAのTOFTBYNを再利用した引戸の制作準備
8月20日 ミラー付きアウトセット引戸の制作
9月3日 ガルバ仕上げのミラー付フラッシュドアが完成
「イケアの(IKEA TOFTBYN)ミラーを引戸に改造したい」というご相談からスタートした川崎市K邸の建具工事ですが、いよいよ本日は最終工程の取付け作業に入ります。
下地を確認しながらレールを取り付けます
奥様のご要望でソフトクローズ装置を組み込んであります。
小一時間ほどで取付け作業を完了しました
ラワン材とガルバリウム鋼板の相性
「今回選んだガルバリウム鋼板のマットな質感とラワン材がマッチしていて高級感がある」とご主人様。
「昭和生まれの私たちにとってラワン材はとても親しみのある素材です。どちらかと言うとチープな印象だったのですが180°印象が変わりました」と奥様からもお褒めの言葉を頂けました。
サンゲツの壁紙「INNOVATIVE WALL」を巧みに使い分けたK邸の内装に合うようにラワン材をご提案しましたが気に入って頂けたようで嬉しく思います。
DIY ① 余った巾木を利用して自らレールカバーを自作
レールの色についてK様と打ち合わせしていた時に「気に入らなければ自分でマスキングテープを貼るなり塗装をするから」とおっしゃっていた意味が判りました。
K様は当初からDIYされるつもりだったようです。
ちなみにこのレールカバーの材料は「巾木」だそうです。
「業者さんから譲り受けたものを切ってくっつけただけ」とK様は楽しそうに語っていました。
巾木を本来の用途以外に使うアイディアは素晴らしいと思います。これぞSDGsですね。
DIY ② ニッチにガルバリウム鋼板を貼る
K様の説明によると「過去のリフォームで中途半端に造作されたもので、これといった使い道がなく中途半端なスペースだった」そうです。
「ニッチらしく棚を作ろうとは思っていたが、何をやっても中途半端な気がして」と手つかずの状態だったと語っていました。
フラッシュドアの仕上げについて考えていた時に「ここに余ったガルバリウム鋼板を貼れば市販のマグネットトレイや収納などを利用できる」と思いついたそうです。
「ミラー部分をカットして残った端材を利用するから」と予めK様からのご要望を板金業者に伝えていました。
クロスの上から両面テープで貼ったそうですが、しっかり接着されていて強力な磁石で引っ張っても剥がれる心配はなさそうです。
活用されていなかったニッチのようなスペースが、マグネットも利用できる黒板兼ニッチとしてアップグレード
「あったら面白いだろうなと思っただけで、今のところは特に使い道は決めていない」そうですが、ここが黒板やニッチ棚として利用できたらとても便利ですね。
K様がチョークでカフェ風のイラストを試し描きされていました。
セルフリノベーション途中で断念した
畳敷きの和室を床下収納付きの洋室に作り替えたり、ガルバリウム鋼板とIKEAのキッチン収納シリーズKUNGSFORSを活用してレストランのようなオープンキッチンに変身させたりと、K様のアイディアとセルフリノベーション技術には驚かされるものがありました。
今回も当初はDIYでIKEAの大型ミラーとバーンドアを合体させる計画だったようですが、計画途中でご自身では手に負えないと判断されたそうです。
そんなK様だけに感想が気になります。
K様の感想は
ご夫妻それぞれに今回の感想を伺ってみました。
ご主人様「初回の打ち合わせでクルシノさんにウチのインテリアを見てもらっていた事が良かった。こちらの要望に対する彼女のアドバイスは常に適格でした」
「素人ながらこれまで色々DIYにチャレンジしてきましたが、今回クルシノさんのお仕事ぶりを間近で見る事ができて改めてレベルの違いに気づきました」
「作る楽しさを知っているので、これからも自分でできる範囲の事は自分でやりたいと思っていますが、今回は完成形が見えてこなかったので青木工務店さんに頼んで本当に良かったと思います」
奥様「何年も前からドアを付けて欲しかったので大変うれしく思っています。住みながら部分的なリフォームを繰り返してきたので当面は余裕がないですが、いずれキッチンとかも相談したいと思っています」
K様ありがとうございました。
番匠木工では様々な建具や家具などを制作しています
>>>番匠木工の建具・造作例
「こんな収納が欲しい」「あったら便利だと思う」など、K様のようなご要望がありましたらお気軽にご相談下さい。
板金業者に預けたフラッシュドアが「ガルバリウム鋼板仕上げのフラッシュドア」として作業所に帰ってきたので、さっそくラワン材を加工した取手部分や框部分を取り付けて完成しました。
K様は「IKEAのTOFTBYN同様にドア全体を額縁に見立てたい」とご希望されたので、ミラー本体をドアに埋め込むように加工しミラーの周囲を額縁のように仕上げました。
こちらもK様のご希望で、あえて取手を付けず取手の代わりに大きくスリットを刻み指が掛かるように致しました。廊下側↑と洗面室側↓ではスリットの位置が異なります。
間もなくK邸に搬入・取付け作業に入ります。
次回は「ガルバリウム鋼板仕上げのミラー付フラッシュドアの搬入・取付け」をご紹介します。
番匠木工では様々な建具や家具などを制作しています
>>>番匠木工の建具・造作例
「こんな収納が欲しい」「あったら便利だと思う」など、ご要望がありましたらお気軽にご相談下さい。
前回「IKEAのTOFTBYNを再利用したアウトセット引戸の制作準備」から続きます。
イケアの大型ミラーTOFTBYNの再利用を断念し、改めて同等サイズのミラーを専門業者に発注致しました。
浴室と洗面所の入口という事で防湿タイプのミラーをご提案いたしました。
K様のご要望でミラーの周囲に縁取細工を施します。
この日は取手部分の材質や表面仕上げに関する打合せを兼ねてK様が作業場を見学にいらっしゃいました。
当初は「無垢のままで」と木の風合いそのままを生かしたいご様子でしたが、無垢のままでは汚れが付きやすい事などご説明したところ「オイル仕上げ」をご希望しご自宅に帰られました。
「フラッシュドアにガルバリウム鋼板を貼ってもらう事は可能でしょうか?」
ご帰宅後すぐにK様からお電話が掛かってきました。
K邸の洗面所周辺の壁はサンゲツの壁紙「INNOVATIVE WALL」で施工されています。
黒板クロスとの調和
「INNOVATIVE WALL」は別名「黒板クロス」と呼ばれ黒板のようにチョークで好きなように描く事ができます。
既にK邸にはガルバリウム鋼板を貼ったドアやキッチンパネルがあり、K様はガルバリウム鋼板も黒板代わりに利用できる事を知っていらっしゃいました。※K邸の場合です。すべてのガルバリウム鋼板にチョークで描けるかどうかは未確認です。
そこで今回のフラッシュドアにガルバリウム鋼板を貼る事を思いついたそうです。
耐久性の高さから主に外装に使われているガルバリウム鋼板ですが、K様はガルバリウム鋼板独特の風合いやマグネットが利用できる磁性体という点を気に入り積極的に内装に取り入れていらっしゃいます。
番匠木工でガルバリウム鋼板を扱うのは初めての事で、特に今回は正確にミラー部分を長方形にカットする必要があります。
板金業者に相談したところ一旦フラッシュドアを預ける事になりました。
ガルバリウム鋼板の端材を有効利用?
IKEAのTOFTBYNミラーの陰に隠れていましたが、洗面所の向かい側にはニッチのような造作があり、DIY好きのK様はそこにもガルバリウム鋼板を貼る事を思いつきました。
ミラー部分をカットして余った端材をDIYで貼られる計画のようです。
どんな仕上がりになるのか楽しみですね。
チョークボード?サインボード?
板金業者から戻ってくるあいだ、倉庫に在庫していたガルバリウム鋼板を使って「ガルバ仕上げのフラッシュドアのサンプル」を制作しました。
これをご覧になったK様から「このままチョークボードとして使えそうですよ、お店の外に立てかければサインボードとして活用できます。カフェやカフェ風インテリアのお部屋に好まれるので『サイズオーダー承ります』としたら如何でしょうか?」とアドバイスされました。
興味を持たれた方がいらっしゃいましたら青木工務店番匠木工までお問合せ下さい。
次回は「ガルバ仕上げのミラー付フラッシュドアが完成」をご紹介します。
番匠木工では様々な建具や家具などを制作しています
>>>番匠木工の建具・造作例
「こんな収納が欲しい」「あったら便利だと思う」など、K様のようなご要望がありましたらお気軽にご相談下さい。
「セルフリノベにイケアハック(IKEA HACK)?」の続編です。
IKEAのTOFTBYNミラーは3タイプあり、K様からお預かりしたのは最大サイズの75cmx165cmタイプでした。
厚さは50㎜なので、そのままフラッシュドアに貼る付けると80㎜を越えてしまいます。
重量も約15.9㎏です。
「市販の引戸にIKEAのトフトビーンミラーを取り付ける」という大胆な発想を思いついたK様でしたが「単純に足し算すると過剰になりすぎる」とDIYを躊躇していました。
そこで本体からミラーだけを分離して取り出せるのか検証致しました。
背面から見ると、タッカーとホットボンドのような接着剤でミラーが固定されているのが確認できました。
タッカーの針はペンチ等で外せそうですが、接着剤をきれいに剥がさないと再利用できません。
ミラーはガラスと銀の膜で構成されているので、接着剤を剥がす際に銀の膜を剥がしてしまう恐れがありますし、作業中にガラス面の割れや欠けが発生する可能性もあります。
ドライヤーで温めたり時間を掛けて慎重に作業すればある程度剥がせるかもしれませんが、作業時間と破損するリスクを考慮すると、ここが青木工務店で請け負えるかどうかの判断ポイントになります。
K様に状態をご確認頂き「再利用不要」とのご判断に至りました。
IKEAのトフトビーンはそのままお知り合いの方にお譲りするそうです。
専門業者に同等サイズのミラーを手配しフラッシュドアの制作に取り掛かります。
次回は「ミラー付きアウトセット引戸の制作」をご紹介します。
番匠木工では様々な建具や家具などを制作しています
>>>番匠木工の建具・造作例
「こんな収納が欲しい」「あったら便利だと思う」など、K様のようなご要望がありましたらお気軽にご相談下さい。
水曜日は朝の仕事を済ませ有明に移動。
リフォーム産業フェアを見学に行きました。
会場内の写真撮影ができなさそうなので自粛。
大手メーカーの商品は興味がありそうなものに見落としがなかったからサラリと眺めて、ニッチな商材を扱う所ほど気になって見てまわりました。
軽トラの商品は特に興味深く色々な使い方が出来そうで想像が膨らんでいました。
今の業務で調べたかったいくつかの商品については深掘りでスタッフさんに質問。 続きを読む リフォーム産業フェア2023
番匠木工に「イケアの『IKEAの大型ミラー・トフトビーンTOFTBYN』ミラーを引戸に改造したい」という少々変わったご相談が寄せられました。
川崎市のK邸は築45年のいわゆるビンテージマンションで「同タイプの住居は同様に洗面所に扉がない仕様」だそうです。
K様から「他の住民の参考になると思うので是非に」と許可を頂いたので、完成に至るまでのプロセスをご紹介したいと思います。
市販のドアと大型ミラーの合体を計画
ご夫妻ともに青木工務店が施工した物件をご覧になっていて「フラッシュドアをイメージしている」との事。
番匠木工のフラッシュドアとIKEAの大型ミラー・トフトビーンTOFTBYN(75cmx165cm)をどのように組み合わせるのか?
IKEAの大型ミラー・トフトビーンTOFTBYNの再利用ついては「実物を詳しく診ての判断」という事でご了承頂き、今回はヒアリングと現状調査を兼ねてK邸をご訪問させて頂きました。
ご夫妻ともに「スクラップアンドビルド(scrap and build)より、既存のモノに手を入れて長く使い続ける方を好む」と日頃からSDGsを心がけていらっしゃるそうです。
リビングの壁にはフィルムカメラのコレクションや日本刀などが所狭しと展示されていて、古いものを大事にされているご様子が伺えました。
ご主人は「DIYしようと思っていたが、思うように時間が作れず、安全面で未知数な部分もあるので」とご自身でもDIYの構想を練っていたご様子でした。
セルフリノベーション
「素人のDIY好き」とご謙遜されていましたが、プロ仕様の電動工具を複数所有されていて、写真のリビングも元々は畳敷きの和室だったそうですが、奥様とお二人で床下収納付きの洋室にリノベーションされたそうです。
イケアハック?
「インターネットでIKEA製品を積極的にリメイクして利用する人たちが投稿するIKEAのファンサイト(ikeahackers.net)がある」
「海外の人でIKEAのミラーを使った引戸の事例がある」とパソコン画面でいくつかご紹介頂きました。
IKEAファンの間で「イケアハック」は普通の事らしいですが、K邸でもIKEAのキッチンカウンターを収納付きのダイニングテーブルに改造されていました。
完成イメージが掴めずDIYを断念
当初ご主人は、インターネットなどで紹介事例が多い「バーンドア※」というアメリカの納屋や倉庫で使われていたスタイルの引戸をイメージされていたそうですが、奥様は無骨な仕上げと遊びに来たお孫さんたちが手を挟んだら大変だからと難色を示していたそうです。※英語のbarn(納屋)の意味でスチールのレール・ローラーがむき出しになっているドアの事をbarn door(バーンドア)と言うそうです。
「IKEAのTOFTBYNは75㎝x165cmと大型で重量も約16㎏ある。厚さも50㎜なので嵩張り過ぎて市販のドアにそのまま貼り付ける訳にはいかず結局数年放置してしまった」「妻の同意を得られず制作に踏み切れなかった」と笑っていらっしゃいました。
「プロに委ねた方が良い」と番匠木工に期待されているようです。
アウトセット金具が取り付け可能かどうか壁面の構造をチェックし、IKEAのトフトビーンTOFTBYNは一旦お預かりをする事にして作業所に持ち帰りました。
次回は「IKEAのTOFTBYNを再利用した引戸の制作準備」をご紹介致します。
番匠木工では様々な建具や家具などを制作しています
>>>番匠木工の建具・造作例
「こんな収納が欲しい」「あったら便利だと思う」など、K様のようなご要望がありましたらお気軽にご相談下さい。
今年度から参加している国交省事業の委員会で、私が特に気になっているのが「大規模修繕・模様替え」。
法令では「主要構造部」という部位が定めれており「壁・柱・梁・床・屋根・階段」となっております。
これら「部位の過半」を「同じもの」で直すことを「大規模修繕」といい、別のもので直すことを「大規模修繕替え」といいます。
瓦屋根全体を瓦葺き替える事も文字通り取れば「大規模修繕」となるわけです。 続きを読む 大規模リフォームが変わる!?
先週の木曜日は葉山町長柄のフルリノベーションPJのプロ向け見学会が行われました。
買取再販を手掛けるプレイスコーポレーションさん主催の見学会です。
YKKAPさんも全面的な支援をしております。
昭和48年新築の建物なのでほぼ50年の建物です。
元々の建物もスキップフロアでかなり凝った建物でした。
深い軒の出とケラバの出などはこれまでの建物の形状を残しておりますが外壁が板張りになったので印象はかなり変わりました。
断熱性を高めつつ必要か所を耐震補強をすることで1階は水廻りを除いて間仕切りの無い広々とした空間に生まれ変わりました。 続きを読む 葉山町長柄PJ
お施主様の世代交代に伴い、20年弱前に新築施工させて頂いたS邸をスケルトンリフォーム致しました。
ZEH相当の外皮断熱性能は確保されているので大幅な断熱改修は不要となります。
間取りが大幅に変わりましたが、しっかりと耐震性を確保しております。 続きを読む 大和市S邸スケルトンリフォーム
昨日は4月から工事を進めていた大和市S邸のお引渡しを行いました。
新築工事では私が現場担当をしていたS邸のスケルトンリフォームなので、経年劣化なども含めてとても興味深く現場には何度も足を運んでおりました。
もちろん反省点もありますが、あの時の知識と技術が時間と共にどう変化しているのか、結果的には自信を深めることが出来ました。 続きを読む 大和市S邸スケルトンリフォームお引渡し!