30年前から

世田谷文学館でホラー漫画家の伊藤潤二さんの展示会がゴールデンウィークに開催されていたので行ってまいりました。

うちの子供達にはまだ見せらるものではないので私1人です。

子供の時は梅図かずおさんなど、学生時代はこの伊藤潤二さんのホラー漫画が大好きでした!

出版社だけでなく有名人からのお祝いの花がありました。

漫画を原作にたくさん映画化もされていますが、やはり漫画の世界観が一番です。

この手の展示会では珍しく写真撮影はOKで動画はNGでした。

漫画で公開されているから写真は良いのかもしれませんね。

有名なキャラクターが多数存在しております。

繊細なタッチの画は一目で伊藤潤二さんの作品とわかります。

この女の子は富江というキャラクターです。

とにかく綺麗で魅力的な彼女を見たものは誰もが好きになってしまいます。

性格は女王様です。

特徴は不死であること。

分裂もします。

分裂した富江同士は仲が悪くお互いを消したがり、そしてまたさらに分裂してしまいます。

こちらは双一というキャラクターです。

口の中に釘を入れています。

性格はネチッこく暗いのですが、子供らしい一面もあり微笑ましく憎めないところもあります。

口癖に「ホラーな目に合わせてやる」があります。

ドジを踏んでも時折起こす本当の不思議な力があり、やはり得体の知れない存在なのです。

この他にも一度見たら忘れられない強烈なキャラクターと支離滅裂なストーリー展開が伊藤潤二さんの特徴です。

そしてそして、私が一番好きなキャラクターがこの四つ辻の美少年です。

この街では霧深い日に街角で見知らぬ人に恋占いをするのですが、時折現れるのがこの人なのです。

恋占いをする女性はたちまち彼の虜になってしまいます。

そして彼はドSなのです。「絶対に実らない。」と絶望的な事を答え続けます。

そしてさらに(セリフは自粛しますが)酷い言葉を発して辻占いをする女性を消していくのです。

会場には同世代の人が多いのかと思いましたが、意外にも若い方がとても多かった様に思います。

1人で来ていた若い女性も多かったです。

海外でも高く評価されていて外国語の作品もありました。

そのせいか、外国人の方もとても多かったと思います。

売店ではここ10年の読んでいなかった作品を中心に購入しました。

しばらく忘れていた懐かしい気持ちが蘇り良い時間となりました。