工務店の既存住宅流通

先週の土曜は、山田部長と30年来と古くからのお客様宅に最初の契約書を持って伺いました。

契約書では青木工務店の住所は前の大和みなみですね。これまで大切に住んでいた御自宅の売却のお話しです。

ご主人が亡くなり、奥様は既に都内のマンションに引っ越されているのですが、家のあちこちにはまだ生活の香りの残る雰囲気でした。奥様からはこれまでの家での出来事なども伺いました。私が持ち込んだ契約書と奥様の手元にあった契約書は全く同じで、これまでの絆を感じたました。

山田部長はこの住まいの新築時からの現場担当で、若かりし頃からずっと家守りをしてまいりました。

ご夫妻からは厚く継続した信頼が奥様の言葉からわたしにも伝わり、私は胸が熱くなりました。本当に有り難いことです。

私たちは単に家を作りメンテナンスをする仕事ではなく、生活の箱を作っているのです。家の中の家族の思い出。笑いあったこと、ケンカをしたこと、成功を喜び合ったこと、挫折を励まされたこと。染み付いた思い出に寄り添い青木工務店の既存住宅流通はスタートしています。

一般的には築22年が経過しているので不動産屋さんには解体され更地販売、場合によっては敷地分割されて販売されてしまいますが、しっかりと建てられメンテナンスされた木造住宅は使用価値はまだまだ備わっております。

同行していただいた、私の信頼する仲間の不動産業の早坂さんには、昨年ももっと古い大和のお客様の既存住宅販売をお願いして売却していただきました。今回も、きっと良い結果になるでしょう!