水曜日は朝から講習を受講しておりました。自立循環型住宅の設計ガイドラインです。
定期的にブラッシュアップされておりますが、改修版が新しくなったので聞いてまいりました。午前が改修版、午後が温暖地の新築版です。
自立循環型住宅は現在普及している技術で、2011年の平均的な住宅のエネルギー消費量の半分の消費量で生活できる住宅の設計手法です。
つまり、先進的な技術というよりも十分に実現できる技術で行う事が最大の特徴で、私も普段の設計では多くの部分を参考にしております。
また、根拠となる実験データなども充実しておりますので安心して利用できます。
どんなテキストもそうですがドンドンと分厚くなっており、いまや500ページ近い厚さです。
講習では概要をなぞっただけなのですが、新たに気密グレードの設定や区画熱損失係数Q※(キュースター)といった新しい用語、外壁内の乾燥性能を阻害しない改修について具体的な注意など新しくもありきになっていてちょっと踏み込んだ内容までも含まれておりました。これからしっかりと読み込んで実施設計に活かしていきたいと思います。