横浜市応急仮設住宅建設予定地の視察

月曜日は午後から横浜市のとある公園へ。

全木協神奈川県協会の活動で、災害時に応急仮設住宅が建設される候補地の視察を行いました。横浜市内には500の候補地が選ばれており、その中で70ほど先行着手予定地が選定されているそうです。今回は試験的な取り組みで、横浜市からも各担当部署の方々が10名近く参加して一緒に公園内を見て廻りました。

建設にあたって支障になる点やそれらの担当部署なども気づいたものから色々と伺っていきます。

主に建設される場所として、この「グランド」が優先されます。平坦であり、また必要なインフラも基本的にあるのでアレンジで済む良い候補地です。

この日も高齢者の方がグランドを利用しておりましたが、応急仮設住宅供与期間が長くなるとこうして市民利用ができなくなります。その匙加減の判断も難しい所でしょう。

右奥にみえるのは管理者の知らない間に設置されたプレハブ物置です。こういった私物系が実はあったりするのが現場調査の有益なところです。横浜市の皆さんの会話からも判断の材料のヒントがありました。

計画地の立地や高低差も重要なポイントです。これまで見てきた被災地の被害状況をイメージしながら、大地震が起きた時、大洪水になった時などを想像しながら見て廻ります。普段の生活では気づかない事が浮き出てきます。工事にあたって搬入路などは第一に考える重要な点です。

今後も万が一に備えてスムーズに業務が進むように、候補地の事前取組みが行われていく予定です。