お盆休み明けから、新たに住まいを検討されている方が廻りに増えているなと感じます。
非常事態宣言、自粛からの反動もありますが、テレワークで自宅にいる時間が長くなったこと、家族とこれからについて話す機会も増えたからという事もあるのではないでしょうか。
造り手には様々なタイプの方がいらっしゃいますが、私は手掛ける家は「様々な安心を産む住まい」を目指しているのだと改めて思いました。
耐震はもちろん、断熱で室内環境、自ら選んだ自然素材、自社大工&建具職、生活の変化に一定程度追従できる予備代、性能と価格のバランス、できるだけ多くの方も喜ばれるプラン、アフター対応など。
作り手として何が一番期待されているのか、見失わずにスタッフにも共有していきたいですね。
住まいは没個性となりがちですが、そこは尖っても専業の建築士とは立ち位置が違うわけなです。
弊社で設計施工を希望されているお客様と、そんな思いが共有できた時が本当に嬉しい瞬間です。
そしてこのところ多いのが「構造設計・施工」。
「設計・施工」は全てゼロから設計を始めますが、「構造設計・施工」は一定の設計が進んだ後に構造をフィックスしながら施工を行う事。
施工を想定しているので納まりや設備との絡み、コストまで意識して固めていきます。
時代の変化によって地域工務店へ期待されることもまた変わっていくことになるでしょう。