先週木曜日は建て方4日目、2階小屋梁などの施工も続いておりました。
東側に大きく空いた部分はJISトラスを参考にしたキングポストトラスが入ります。
トラスは2階の礼拝室で組み立てておりました。
二等辺三角形のトラスのちょうど半分、直角三角形の形状です。
JISトラスは通常下弦材は集成材が使用されますが、今回は全て表しにするので設計監理者の佐藤さんの意向を反映し束でジョイントさせて品質管理された無垢の米松材でトラス部分の構造計算を行い使用しております。
トラス部分の計算はPWA監事の藤田さんにサポートいただきました。
ありがとうございました。
私は木造の最大の弱みと考える部位が水平構面です。
長期優良住宅では厚い構造用合板を梁桁に直打ちをしますが、SDA教会棟でも同様です。
そして更に余力や不足してしまう範囲を補うために面材詳細計算法を駆使して釘の施工ピッチを細かくするなどしております。
釘の種類も通常のものは右の黄緑色となるN75となりますが、今回はより太い左の青いCN75としております。
こうした使い分けは現場担当の山田の施工監理と棟梁の村木大工がしっかりとチェックして確実に行っております。