連休明けに解体工事が終わり、今月から本格的に木工事が始まっております。
間仕切り壁がなくなりすっかり室内の見通しが良くなってしまいました。
リノベーションにともない間取りが大幅に代わるので柱を撤去したり追加したり梁の補強をしたりとリノベーション後もしっかりと耐震性を確保するように作業を進めております。
既存の梁の下に補強の梁を入れています。
両端の柱に持たせる様に入れて、この後は構造用合板を両側に張りガセットプレートにして一体化させます。
この家の新築時の頃から基礎の立上り部分が青木工務店の標準仕様では大幅に増えているので土台も多く、その結果柱の追加もしやすいのでリノベーションがスムーズに行きます。
先行投資という感じですね。
元々施工していた現場発泡ウレタン断熱材は経年劣化の加水分解がほとんど見られず新築当初の様です。
同じ現場発泡ウレタンでも冷蔵庫に使用する最も硬く劣化が少ないものを選んでいた事がこうして経年で成果が見え嬉しいです。
JISの改訂でこのウレタンが新築住宅に使えなくなって今の高性能グラスウールの断熱工法に戻っていますが(他にも色々と理由がありますが)、今の水発泡と言われたり炭酸ガス発泡と言われる現場発泡ウレタンは初期性能だけで経年劣化が激しく私はあまりオススメしておりません。
現場棟梁の村木大工と、打合せしながら現場を進めて行くのも楽しいです。