会社に本が届きました。
著者は中野栄吉さん。
千葉県市川市の中野工務店の創業者です。
父は中野さんと30年以上の交流がありました。年齢は来年で90歳を迎えるので父よりもひと廻り近い年の差がありますので色々な事を教わったのだと思います。
3代目だった父とは違い創業者、戦後間もない時期から大工として働き現在の中野工務店を作り上げた、いわば戦後の工務店の歴史そのものです。
私も青木工務店に戻ってから幾度となく中野さんとお話をする機会がありました。
酸いも甘いも知り尽くした中野さんの言葉は大変重いです。
本には父の御霊に捧ぐともありましたので、帰宅して仏壇にこの本を上げ父に報告をしました。
翌日から一気に読み上げました。
私には大きな教訓として突き刺さる言葉が多くみられました。
豊富な資料と写真は工務店の歴史を振り返るのも変遷をたどるにもとても参考になるものです。
社員や大工にも配れるだけの数を送ってくださったので早速各自に配布しました。
先日の「ちばもく」の総会でも理事の林さんと話をしていて、ちばもくの大工育成の会で中野相談役に若手大工の前で話してもらった時の話と様子をみていて林さん自身が感動したという話をきいておりました。
献本の御礼のお電話では、これから工務店への就職や大工希望の方にも是非読んでほしいとの事でした。
偉大なる先輩方の取組みに改めて敬意を抱くとともに、私たちも次に繋がるようにしっかりと日々努力を怠らないようにしなければと改めて思いました。