JBNの木造ロ準耐火1号!

7日水曜日は午後から都内へ。

東京駅近くの貸会議室をお借りして、JBN中大規模木造委員会主催の木造ロ準耐火1号建築物成果発表会を開催致しました。

構造は東京大学稲山先生、防耐火は桜設計集団の安井さん、モデルプランはアイプラスアイ設計事務所の飯塚さん、開発した専用金物はカナイの橋本さん、施工と利用運用は青木が説明致しました。

稲山先生、安井さん、飯塚さんという多忙なこの3人がこの場に、この時期に同時に居ることが奇跡に近いわけですが、調整ありがとうございました。

先ずは安井さんからロ準耐火1号の説明と、この3年で行った実験の成果を中心にお話がありました。

続けて稲山先生より、構造的な検証をお話してくださいました。

今期からこの事業に参加してくださった稲山先生からは、これまで検証をしていた袖壁形式に加えて自立柱形式の考え方を示していただきました。

もちろん汎用品となっている住宅用構造金物を駆使してのものです。

木造ロ準耐火1号の実現にまた大きな展開が生まれました。

カナイの橋本さんからは開発した専用金物のお話と、新たに性能評価を取得した外壁耐火壁に固定する受け材形式の合板接合の水平耐力についてお話いただきました。

写真の撮り忘れでしたが、今回はモデルプランを飯塚さんにお願いしていて2種類のプランを作成していただきました。

一つ目は袖壁形式の3階建住宅で、二つ目は自立柱形式の2階建事務所です。

どちらも飯塚さんらしいプランやキレイな見え方的な配慮と断熱の収まりまで意識したところは期待通りでしたが、木造ロ準耐火1号特有のルールについても流石の感の鋭さで様々な制約にもかかわらずサラリと実現してくれたところは飯塚さんに頼んで良かったと強く感じました。

先ずはカナイさんで金物は販売されます。

興味のある方はぜひチャレンジして素晴らしい木造ロ準耐火1号を実現してください!