次年度は林政基本計画の改定年という事で、今年度はそれについての林政審議会が行われております。
林野庁さんから青木工務店として意見を出してください、と要請をいただいたので日々思う事を張り切ってまとめ作成し、10月に行われた審議会で私の意見も資料の一つとして出されておりました。
意見を出されていた方の名前などを確認していると、知っているお名前もちらほら見かけます。
林業、木材関係の方がやはり多いので川下の工務店はほとんどいません。
そして青木工務店のような小さな会社は他にはなさそうですね。

JBNなど団体の代表ではなく、自社の名前での意見なので自由に書かせていただきました。
低炭素社会の実現には低層の一定面積までの建築が当たり前に木造で建てられる社会なのだと強く考えております。
そしてその規模にはJAS材だけでなく無等級材の使える機会がありますので、限られた森林資源を最大限有効活用することができます。
さらに多くの杉が植林から伐期を超えて太くなった中目丸太というサイズになっていることで歩留まりと製材される品質を加味してコスパの良い梁桁サイズと造作材などの利用促進、虫害材問題などにも触れました。
また木造建築の火災報道での差別、木材の輸出制限なども書きました。
林野庁の方針とは合っていない部分もこうして意見が見えるように残していただいたことはありがたいことです。
木材流通の川下側で現場を知る者の一人として今後もしっかりと発信していきたいと思います。
