岡山県2日目は、真庭市にある銘建工業さんの本社工場を訪れました。こちらは構造用の集成材のJIS認証メーカーです。
工場で柱や梁の集成材が生産される様子を見学させていただいたのですが、カメラ撮影は一切禁止でアップはできません。
また、青木工務店モデルハウスで燃やしているペレットはこちらの端材など副産物で作られたものを使用しております。
今回のメインはこのCLT(クロスラミネイティドティンバー、直交集成板)生産工場の視察です。欧州では新しい木構造として注目されている材料で、日本でも本格的な研究と関係法令整備が進められております。欧州では10階建てのマンションが木構造でCLTで建てられているのです。
写真の様に、奇数枚の板を直交させて貼りあわせて一枚の板を作ります。これらが壁になり、床になって金物で接合して構造が出来上がります。
まだまだ創成期の段階ですが、国産材利用促進の一つとして普及がきたいされます。2020年東京オリンピックにも、このCLT構造の施設が建てられるかもしれませんね。
地元市役所に、小さいですがCLTで作られたバス停があります。
工務店でも住宅や中規模までの建築にCLTが使われる日が来るでしょう。新たな可能性を感じて参りました。