JBN全国大会in福島2日目②

海岸沿いにかつて線路がしかれていた場所です。小さな橋の上に線路がわずかに残っております。その奥に見える黒い大きな土嚢袋。これは放射能で汚された土地の除染後にでるフレコンパックです。視察の間にも次々とトラックで運び込まれておりました。

この様な中間集積場所が県内のいたるところにあります。運び出す前のフレコンパックが庭先においてある家もちらほらと。皆さんの家に汚染された物質が放置されている状態を想像してみてください。近隣からもクレームなど大問題になると思いませんか?非日常が日常となっている場所があることを改めて知らされました。
f0070542_15002647
原発近くを東西に走る主要道路、国道6号線は通行はできますが、バイク類は放射線量が高いので通行ができません。また、道路沿いの道は立ち入り禁止のために全て封鎖となっております。従って町は原野に戻りつつあります。
f0070542_15002776
家の前には全てバリケードと鍵のついたゲートが設置され、ガードマンや警察の監視のもと住民であっても許可なく入ることはできません。申請をして暗証番号を得て年に12回(緩和後は15回)まで入ることができます。
f0070542_15002898
田んぼだった場所も原野に戻っております。

限られた時間の視察でしたが、私には心に突き刺さるものがありました。異常です。おかしいです。報道で伝わることは一部です。安全対策を十分に考慮した上で、私は皆さんに視察をすることを勧めます。
貴重な機会をご提供してくださったJBN福島の皆さん、本当にありがとうございました。
f0070542_15002900