先週土曜日は品川区N邸のお引渡しでした。長い期間、近隣の皆様ご協力ありがとうございました。
N邸は都内の住宅密集地らしい、間口寸法が狭く奥行のある敷地となっております。
また敷地は道路から緩やかに傾斜があり、その後ろには建築確認等が不明の擁壁が控えています。
敷地の形状に素直に、一階は廊下にも階段を設けて敷地のGL高さから基礎は一定以上確保できるようにしています。そして安全の為に擁壁側には基礎の立ち上げを大きくして万が一の対策をとるとともに、断熱の弱点とならないようにしっかりと断熱材も施工しました。ホールの天井高さが高く、変化のある廊下になりました。
外観から目立っていた腰壁は、バルコニーの腰壁です。
プライバシー性の高い中間領域としてのバルコニー利用となります。お引越し後にはプランターなどで緑化すると見違えるように豊かな場所となりますね。
壁・天井もすっきりとした白基調なので、奥行きのある敷地でも日中は照明電気なしで十分に明るさが確保できております。
キッチンや造作家具等の位置などN様のこだわりがちりばめられております。
ご夫妻でお料理をされるので、広さとレイアウトが造作キッチンにしっかりと反映されました。
基本設計はいつもお世話になっているi+i設計事務所、実施設計から施工管理まで青木工務店が行ったコラボプロジェクトです。
敷地の購入から、地中埋設物の件、地盤改良工事などなど様々な課題を一つ一つクリアしてようやく竣工となりました。N様の想いを思い返すと、私も感慨深い気持ちです。幸せな新居の生活でのお声が私も楽しみです。N様、おめでとうございます!今後ともよろしくお願いいたします!