「セルフリノベにイケアハック(IKEA HACK)?」の続編です。
IKEAのTOFTBYNミラーは3タイプあり、K様からお預かりしたのは最大サイズの75cmx165cmタイプでした。
厚さは50㎜なので、そのままフラッシュドアに貼る付けると80㎜を越えてしまいます。
重量も約15.9㎏です。
「市販の引戸にIKEAのトフトビーンミラーを取り付ける」という大胆な発想を思いついたK様でしたが「単純に足し算すると過剰になりすぎる」とDIYを躊躇していました。
そこで本体からミラーだけを分離して取り出せるのか検証致しました。
背面から見ると、タッカーとホットボンドのような接着剤でミラーが固定されているのが確認できました。
タッカーの針はペンチ等で外せそうですが、接着剤をきれいに剥がさないと再利用できません。
ミラーはガラスと銀の膜で構成されているので、接着剤を剥がす際に銀の膜を剥がしてしまう恐れがありますし、作業中にガラス面の割れや欠けが発生する可能性もあります。
ドライヤーで温めたり時間を掛けて慎重に作業すればある程度剥がせるかもしれませんが、作業時間と破損するリスクを考慮すると、ここが青木工務店で請け負えるかどうかの判断ポイントになります。
K様に状態をご確認頂き「再利用不要」とのご判断に至りました。
IKEAのトフトビーンはそのままお知り合いの方にお譲りするそうです。
専門業者に同等サイズのミラーを手配しフラッシュドアの制作に取り掛かります。
次回は「ミラー付きアウトセット引戸の制作」をご紹介します。
番匠木工では様々な建具や家具などを制作しています
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「こんな収納が欲しい」「あったら便利だと思う」など、K様のようなご要望がありましたらお気軽にご相談下さい。