2日間午後はエキスカーション。全木協で手掛けた木造応急仮設住宅の転用も含めた見学ツアーです。先ずは昨年も青木工務店スタッフと見学しました西原村公営住宅を訪れました。
諸々の事情で信じられない工期で進んだこちらの公営住宅は造成も建物もクオリティーが高いことに改めて驚かされます。一年前と変わりません。
続いて宇土市の境目団地へ。もともとRCと平家の市営住宅があるエリアにプレハブ仮設住宅と木造仮設住宅が建てられた場所です。
無駄を低減するように混乱の中でも行政が計画的に事業を進めている事に頭が下がります。
熊本の全木協が手掛けた木造応急仮設住宅は繰り返す余震もありRC基礎があります。
今回はこれを公営住宅に転換し恒久利用化となりました。
外周の駆体防腐処理だけで完了です。熊本県知事から木造応急仮設住宅は一つも壊さないという大号令があったようですが、結果安く公営住宅の提供が実現しました。
こちらは当初からの計画の公営住宅。プロポーザルで建築されました。
古い平家の公営住宅と木造仮設住宅を転用した公営住宅。生活の快適性の違いは言うまでもないですね。住民の方も喜んでお引越しされているとききました。
こちらはかつてプレハブ仮設住宅が建てられたグランド。既に撤去が終わっておりました。
どちらがいいという単純な話ではなく、必要な数と工期とでプレハブと木造はきちんと棲み分けができる様になった事が素晴らしい事なのだと思います。