青木工務店の建具部である「番匠木工(ばんじょうもっこう)」では今現在、時間があるので在庫でストックしておりました建具用のヒノキ材で框戸を制作しております。
サンプルとして置いていないと、実際に「作って下さい」となかなかなりません。腕があるのに勿体ない!
メインとなる部分の建具になるので大きめにゆったりとした寸法で造ります。
建具用の木材は柾目材が一般的です。
板目で材料を取った方が歩留まりが上がり価格も安くなるのですが、材料が変形しやすい木の取り方となってしまいます。
建具は少しの狂いが開閉に支障をきたすので歩留まりが下がり丸太も太い径のものが要求されコストは上がりますがやはり柾目材になるのです。
2枚ほぞを鉸めて差し込み変形をできるだけ小さくして組み上げることになります。建具の村木とクルシノと常に腕を磨いています。