化学品メーカーのクラレさんが行った、この春卒業の小学校6年生向けに行った「将来就きたい職業」と保護者向けの「将来就かせたい職業」がネット記事になっておりました。
なんと男の子は3位に大工、8位に建築家とあります。木造建築を主体とする工務店にとっては嬉しい結果です。
大工人気は復活か⁈ 息子がこの歳になるまで維持できているか?
女の子の1位は保育士。世の中で人不足がさけばれながらも担い手が不足している大切な職業が沢山ランキングされているのは素晴らしい結果です。
アイドルやアパレル系が無いのは以外かも。
男の子の過去3年と10位以下はご覧の通り。
スポーツ選手が不動の1位ですが、大工人気が盛り返していることがわかります。
そして私は「どうせYOUTUBERが上位だろう」と思っていましたが意外にも順位は少しずつ落としていますね。
芸能人なども落としているので、小学生とはいえ現実と仮想を分けられているのかもしれません。
一方で親からみた息子に就いて欲しい仕事ランキングはこちら。
公務員が1位です。行政に携わり暮らしやすい街や暮らしを実践的に作りあげたいなど夢があれば良いのですが「安定」だけで公務員を希望するならば、日本社会自体の評価を表していると言え、それは悲しいことです、、、。
それはさておき私たち工務店の課題は、「大工人気」は小学校から年齢が上がるにつれて一気にランク外に消え去る事です。
この仕事の魅力が伝わり切れていない事と就労環境整備が他の業種と比べて遅れているともいえます。
そして青木工務店が(今期はコロナで授業が遅れて中止となりましたが)中学生の職場体験を受け入れている最大の理由はここにあります。
同業者との競合もあるので一気に体制整備とはなりませんが、常に仕事と育成の場を用意して、今後も大工や職人育成に励んで参りたいと思います。