先週の木曜日は逗子の工務店仲間であるキリガヤの桐ヶ谷社長からお誘いを受け、金沢区幸浦の工場団地へ。
大手流通事業者のナイスさん主催のウッドビルディングショーを見学しておりました。
対象者はプロ向けで設計者と施工者となっておりコロナ対策のため時間を区切っての入れ替え制でした。
同じ時間帯にはたまたまでしたが有馬先生や県庁森林再生課の職員さんなどもお見えになっておりました。
ウッドビルディングショーは、非住宅の建築を木造にするための活動です。
ナイスさんでは「木造テクニカルセンター」を設けてあらゆる案件の相談から実施対応までサポートする仕組みを始めております。
建物は部屋中の柱間のスパンが大きくなる傾向にあるのでそれらに対する技術が現地で紹介されておりました。
その他にも音対策や防耐火なども注目です。
こちらはテックワン金物の長弦トラスです。
規則的に並ぶとこれはこれで意匠性は良かったりします。
こちらは私も理事を務めておりますPWA(中大規模木造プレカット技術協会)の平行弦トラスです。難しい加工が少ないのが特徴です。
こちらは見慣れているJISのキングポストトラスです。
下弦材以外はJAS材によらないで無等級材でも施工可能です。
PWAではプレカット工場でこのトラスを加工する対応をしております。
でも実はトラス部分以外にポイントがあるので、ディティールを整理するには経験工務店が携わるとスムーズですね。
私は圧密加工の木材や不燃加工の木材のお話を中心に担当者の方とお話しておりました。
今期は展示会が少ないので貴重な情報収集の場となりました。
桐ヶ谷さんありがとうございました。