先日県庁に所用で行った際に見てきました。
大林組が社員研修施設で建てた地上11階・地下1階、高さ44mの木造で建てられた純木造の耐火構造ビルです。
「Port Plus」と名付けられたこのビルは今年の建物関係の表彰を沢山受賞しております。
正に「木造のビル」という感じの太い柱と太い梁が目立ちます。
外観からも柱の直下率も高そうです。
中を見てはいないのですが、宿泊施設という事なので壁も多めなのかもしれませんね。
鉄筋コンクリート造で型枠に木目を現した建物がありますが、やはり本当の木材は素材の豊かさが違います。
想像以上に素敵でした。
流石スーパーゼネコンの技術力と圧倒されました。
私たち地域工務店からスーパーゼネコンまで、環境建築としての木造化・木質化は業界はもとより官民あげての取組みになっております。
木材の育成期間以上に建築に使われることで炭素の固定期間が上回り、「カーボンニュートラル」を超えて「カーボンマイナス」となります。
私たちは長年培ってきた在来軸組工法を中心ですので低層建築となりゼネコンさんとはうまく棲み分けできています。
皆で住宅以外の用途へ更に推し進めていこうと改めて思いました。