先週木曜日は午後から千葉県千葉市稲毛区へ。
埼玉県の材木屋さん「モック」さんが昨年より立ち上げた大型パネル工場をJBN中大規模木造委員会で見学させていただきました。
大型パネルは木造建築の外壁面と屋根面を主に工場パネル化して現場作業の合理化をはかるものです。
モックさんは紀州材で著名な山長商店さんのグループ会社です。
山長さんの木材を関東地方の工務店などに供給しております。
大型パネル工場はウッドステーションさんが提携先を広げて全国各地に展開しておりますが、モックさんの工場はさすが無垢製材でのパネルで他の工場の集成材利用と一線を画しております。
プレカットされた木材がパネル工場に入荷され、パネルを組み上げるので事前の綿密な打ち合わせも含めこれまでの流れよりも上棟までの時間はかかりますがその後のスピードが早まります。
工場責任者の遠藤さんが釘のめり込みなど品質管理の事例をお話してくれました。
パネル製作は大工さんではなく基本的に異業種から参入した方ばかりです。
パネル工場を長く経験した方が作業場のリーダーになってパネル製作を行っておりました。
作業床が上下にあがり無理ない姿勢で作業をすることができます。
雨天にも影響がない稼働率の良さもあります。
そして重量のあるものも機械で行うので作業者への負担も低減されます。
見学時に制作していたパネルは充填+外張りの付加断熱でした。
室内側の断熱材は一部を2重張りにして引き抜き力の大きな部分の柱脚部のドリフトピン施工ができるようになっておりました。
ドリフトピン施工後は他と同じ厚みになる様に残りの厚さの断熱材が入る事になります。
まさに至れり尽くせりです。
雨仕舞が心配な開口部廻りもパネル化することで品質が安定します。
窓も大きかったので重量もありそうでしたがパネルごと吊り上げるので現場は相当楽になります。
次々と作り上げられるパネルはこうして並べられて出荷を待ちます。
通常プレカットから数日経過すると木材自体の動きで建て方精度が落ちてしまいますが、その辺りは木材品質の高い山長の材料という事で大きな影響はないそうです。さすが!
道路交通法上の荷台の高さの規制や4tロングトラックが横付けできる現場環境、電線など上空の障害物と一定の要件はありますが今後の現場施工の選択肢として大いに役立つことでしょう。
ご案内いただいた榎本社長、大変勉強になりました。
ありがとうございました。