県産木材を土台と柱、一部梁桁に使用した認定長期優良住宅・横浜市瀬谷区Y邸のご紹介

瀬谷区Y邸は、神奈川県産木材を土台と柱、一部梁桁に使用した、省令準耐火構造の認定長期優良住宅です。

青木工務店で約50年前に新築させて頂き、増築を経て、今回の建て替えとなりました。

住宅性能は、耐震等級3、各階の偏心率は0.1以内、Ua値0.43(HEAT20 G2)、BEI0.76と、北海道の省エネ基準を上回ります。

室内の温度変化も穏やかで、高齢者にも優しいすまいです。

ご両親の介護経験から、ご自分たちの将来の介護を見据えての設計プランです。

1階東の部屋は、ケアマネージャーの来訪を見据えて駐車場からの出入りを想定。


車椅子で出入りする事も考慮して、室内の一部をタイル張りにしました。

介護室となる事を想定していますが、奥様の部屋として、青木工務店番匠木工で制作した障子戸や組子格子を取り入れました。

1階は廊下を廃した回遊性のあるプランとしています。

部屋はゆとりを持った大きさで、リビングに向かう引き戸も有効幅を広めにとっています。

浴室やトイレは東側に寄せ、脱衣室は車椅子の回転操作を考量した広さになっています。


キッチンも双方向から出入りできます。


リビングに面したお庭では、バーベキューなどワイワイ騒げるようにしています。

2階は子供家族3世帯がそれぞれ泊まれるように個室が3部屋あります。

3部屋から出入りできる広々としたベランダ


2階廊下には洗面、トイレ、シャワー室も設置しました。

長年愛用されていた一枚板のテーブルを、仏壇置場のカウンター、2階廊下の机として再利用。

以前の家に取り付けていたルーバー建具も、仏壇置場の収納扉、洗面室引戸、キッチン収納扉として再利用致しました。

引戸の名残として、取手をそのまま残しています。

Y様ご夫妻は「青木工務店で建ててもらった家は、50年経っても寸分の狂いもなく、しっかりしていた」と、以前の住まいへの感想を語られていました。

ご家族と共に、これから新たな歴史が綴られて行く事でしょう。