大和市U邸も仕上げ工程に入っております。
塗装をどうするか、サンプルを用意しながら着色をするのか、どの塗料を使うかなど打合せを進めておりました。
無垢材を使うにあたり特に注意したいのは経年変化です。
直射日光が当たるかどうかに限らず木材が空気にさらされる事で見た目の色も変化していきます。
新築当初はそれぞれの素地の色がそれぞれの材で主張していますがやがて色が焼けて深みが増しお互いが似合うように収束していく事を特に説明をしていきます。
私は色を付けない方が良いと思う事が多いです。
U邸も着色をせず、経年変化を楽しみながら暮らしていく方針となりました。
こうなると後はプロとしてのアレンジです。
濡れ色の付きやすい塗料とそうではない塗料を使い分けて部位や材ごとに使うようにしてお客様の好みに近づけるようにしていきます。
タモのカウンターも一度塗装をしただけでくっきりと木目が引き立ちました。
更に重ねていき滑らかな仕上がりと深みを与えていきます。
水濡れの多そうなところにはまた別の塗料が使われます。
仕上がりが楽しみですね。