先週の水曜日は東京ビッグサイトで行われていたジャパンホームショー2025に行ってまいりました。
3日間開催の初日にあたります。
いつも通り会場内のブースと同時開催の住宅産業に展示会と併せて視察して廻りました。
また会場では多くの人をお見かけしてご挨拶したり、情報交換ができました。

基本的に写真撮影はNGですので許可を得られたもので私が気になったものを少し紹介します。
先ずは吉野石膏さんの100%リサイクル石膏ボードです。
石膏ボードは基本的に全てリサイクル処理です。
新しい石膏ボードにも少しリサイクル材が入っています。
またそれまでも50%リサイクル石膏ボードなど販売されていましたが、いよいよ100%リサイクル石膏ボードが出ました。
素晴らしい!
コストは3割程度アップとの事で、受注生産のような感じのようですが青木工務店でも機会があれば積極的に勧めたい商品です。

最近は基礎断熱で青木工務店でも採用が増えているホウ酸のボロンdeガードさん。
35年保証もスタートし、ますます商品力に磨きがかかっています。
アメリカカンザイシロアリ対策はホウ酸ですね。

こちらは特許技術の入った仮設トイレです。
青木工務店では基本的に水栓トイレですが、設置条件ではタンク式のものが置かれます。
大きな問題は匂いです。
こちらは特許技術でタンク式でも匂いがしないそうです。
また従来のものより少し大きくなり、便座もウォシュレット、2連紙巻き器、自動水栓の専用手洗いが設置され、清掃時も排水が外に流れず周囲を汚さないとの事です。
もはや常設トイレより充実していますね。

基本的に電源が必要で匂い対策のオゾンとマイナスイオンを発現させるそう。
素晴らしい商品でした。
リース会社には来年年明けから随時販売されるそうで取引先のカタログにも掲載されたら採用したいと思います。
比較するのがおかしいのかもしれませんが、先日のジャパンモビリティショー2025と比較すると業界の勢いというか盛り上がりの差は歴然でした。
海外も相手に商売をしている企業と国内相手の企業とこれまでの経済格差や景気感の差というのは時間軸とともに埋められないほど差が開いているのかもしれません。
亡くなった父と20年ほど前にアメリカでNAHBショーに行ったときには、日本人は大事にされたが今は全く相手にされない、と言われたことがあります。
大事にされたのは今から40年近い話だったようでした。
とはいえ日本の木造技術は木材利用や工法、長期耐久性などあらゆる視点で世界の最先端だと私は考えております。
環境建築の潮流で再び日本が世界に認められるように本当の技術を広められれば良いと思います。
