皆さん、丸太から柱や梁桁、造作材などどのように切り出すかご存知でしょうか?
杉の中目材(太さで名称が変わります)でサンプルを作ってもらいました。
杉は桧と比べて成長が早めなので、戦前戦後に植林したものが伐採期を迎え、そして建設用途としては太くなりすぎている(ロスが少なく製品化できる、つまり歩留りの関係で太すぎると考えます)中目材が現在主流となっております。
芯に近い部分の赤身、周辺の白太部分と実際に切り出した見え方、贅沢な材料の取り方はゴミとなる部分が増えてしまいます(つまり製品となった部分にその費用が加算されます)。沢山あるものを無駄なく使うことが一番良いコスト低減だと思いませんか?設計者としてはいつも意識するところです。
まだ乾燥が甘いのでしばらく寝かせますが、会社の展示や見学会にも今後は出動して、お客様にもっともっと木の事に興味を持っていただいて、大切に使っていただければと思っております。
造っていただいた、東京中央木材市場の永島さん、いつもありがとうございます◎