リフォーム工事を行う場合、パッケージで「〇〇円!!」となればわかりやすいと思われる方も多いとは思いますが、お客様の家の状況によって必要な部材、そもそも取付の可否などプロが見に行かなければわからないことが多いのでどうしても現場調査は必要になってしまいます。
例えばこの写真です。玄関にカギを付けたい!と考えていたとします。何をしているのかわかりますか?
先ずは、玄関ドアが何でできているか。木なのかアルミなのか。現在付いている金具の色は?ゴールド、シルバー、ブロンズ?そしてこの寸法を取っているのがバックセットの寸法です。金具の中心が揃っていないと、格好が悪いですよね。それとも、気にしませんか?
まだまだあります。これは扉の厚みを計っております。金具によって扉の厚みに対応できるかどうか、確認しなければならないのです。
玄関ドアを交換したい場合。ドアの高さによって天井の照明が干渉してしまうなんてことも。室内でも吊り戸の扉が当たってしまうミスなども起こりやすいのです。
どんなことが起きても良いように潤沢に予算を計上したのならば、バクチみたいなものです。現場調査をする経費と見に行かないでバクチのように一か八かの見積もりと、どちらが良いのでしょう。私は折角伺うのならば、お客様とは別の視点での気付きをお客様に提案したいと考えるのです。