昨日は朝から父と静岡県静岡市清水区吉原地区へ、父の従姉妹の葬儀に参列しました。
天気が良く富士山も綺麗に見える高台に墓地があります。
吉原地区は私の祖父の出生地です。山間の集落で、写真の様な農道とミカンが栽培されている静かな場所です。青木工務店では初代となる梅太郎が手掛けた建物は吉原にまだ複数残っています。
祖父は梅太郎の弟子として働き、それから吉原を出て渡り歩き大和の地で戦前に根を下ろしました。祖父は次男でしたが長男は戦死していたので兄弟では長男の立ち位置だったようです。しかし吉原を出ていたので実家とお墓は三男が守りました。実家は梅太郎の最後の仕事だったようです。その実家を昨年JBN次世代の会の仲間で地元清水の杉山さんに大改修してもらっていました。その施主だったのが三男の子供で父の従姉妹でした。
葬儀を行った善原寺さんです。この山門を見て、私は思い出しました。学生時代に祖父に言われてここにきておりました。
祖父は地元への恩返しのつもりだったのでしょう、菩提寺のお寺に山門を奉納しておりました。
本堂の中に当時の写真がありました。左の車椅子が祖父、右は弟の薪次さんです。
思いの外、青木家のルーツに触れる機会となりました。