「日常業務」カテゴリーアーカイブ

YKKAPの樹脂製サッシ、APW430とAPW330

協力業者さんから、YKKAPの樹脂製サッシ、APW430とAPW330防火窓のカットサンプルが届きました。

出来たてホヤホヤということで、迅速なご提案はありがたいです。樹脂製サッシはアルミサッシよりも断熱性能が高く、北海道エリアでは多く使われておりますが、世界的にも窓は樹脂製になっている傾向にあります。供給体制が整い、いよいよ関東エリアも本格普及の予感です。
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先ずはトリプルガラスのガラス障子を備えた、APW430です。トリプルガラスはその名の通りガラス3枚で構成するガラスです。開閉部分の窓の厚みがとても暑いこともわかります(わかりにくい?)。樹脂自体がアルミよりもはるかに熱伝導率が低いこともありますが、樹脂で囲われている空気層も断熱のポイントとして重要です。

山田課長からは、サッシ下端の形状から水切れが悪いので、アルミサッシと比べて外壁を汚してしまいそうとの指摘が。さすが多くの建物のリフォーム経験者の意見です。確かに。これは課題ですね。
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正面の形状は、後に出てきますAPW330と比べて框(障子の枠の部分)が少し大きくなります。
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こちらはペアガラスとなっているAPW330防火窓です。準防火地域の多いこの辺りでは、おそらくこのシリーズがメインとなってまいります。こうしてみると、網入りガラスの6.8ミリガラスはとても分厚いですよね。ガラスが障子から落ちてしまわないように、サッシ断面の中にはスチール製の補強材、アルミ製補強材、加熱発泡剤などがしこまれております。実際に取り付けられた状態では見えません。
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正面からの形状は防火窓ではないAPW330と変わりがありません。
この先もまだまだバリエーションが増える予定とのことです。楽しみですね。
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2014年青木工務店安全大会・合同研修会

昨日は午後から通常業務をお休みして、大和商工会議所で安全大会及び合同研修会を行いました。

青木工務店では1年に2回、社員・大工と協力業者の皆様とお集まりいただく機会があります。

この安全大会・合同研修会はそのうちの1つの大切な機会です。今回も多くの方に集まっていただきました。

昨年の青木工務店は事故ゼロとはいきませんでした。大けがではないのですが、繁忙期に合わせるように木工機械によるケガが続いたことは大いに見直すべきことです。また交通事故も発生したことも残念な事でした。
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基調講演には首都大学東京名誉教授、深尾先生にお越しいただきました。

本来であれば青木工務店ではお呼びできない先生ですが、3月竣工でご自宅の工事をさせていただいたきっかけもありお願いしてしまいました。先生、お忙しい所、誠にありがとうございました。

先生からは、日本の家はもう十分に耐用年数が長い建物をつくる技術があると、ベターリビング研究所の資料等をもとにご説明いただきました。

また家を好きになっていただくための動機についても触れて、ハードとソフトの高次元での融合にも触れられておりました。

懇親会の場でも、幅広い見識の中で色々とお話を伺えることができました。工事の打ち合わせでは、私の理解は点と点ばかりでしたが、だんだんと線になってきました。記念誌をまた読み返します。
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講演を聞いた皆さんからも、とても興味深い感想をきくことができました。私たちの仕事のあり方は、またまた変化していきます。
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雨の中の講習

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今日と明日は終日都内です。朝は初めて衆議院議員会館に訪れ、小泉進次郎議員にご挨拶させていただきました。
10月に行われるJBN全国大会への御出席に内諾をいただくことができました。
昨年は神奈川県と木造応急仮設住宅の災害協定の締結かでき、今年1月には横須賀で実際に仮設住宅を建てる講習を行いました。
小泉進次郎議員は東日本大被災地復興取組みに特に頑張っていることはよく知られておりますが、思うように進んでいない原因の一つに、建設労働者や技術者不足に行き当たったのかも知れません。自らその問題をお話されたことに私は感激しました。全国大会、皆さんご期待下さい。
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午後からはJBN次世代の会の講習です。80名近い多くの参加がありました。清水英雄事務所さんから、営業研修講座のお話です。社員の藤原君も参加してもらいました。新鮮なたくさんの気付きがあり、新しい取組みのヒントを得ることができました。
第2部は国交省住宅局住宅生産課から林田木造振興室長より今年度の施策やその先の動向などについてお話いただきました。工務店一社では出来ないことを皆が集まれば出来るかもしれません。明日への展望が開かれます。

既存住宅の調査

今日は入社2年目に突入した藤原君と、中古戸建住宅の現場調査に行きました。

目的は、中古住宅を購入希望されている方に対して、フラット35という長期固定金利の住宅ローンの融資時要件に合致した建物であるかを調べる為です。

「適合判定技術者」という建築士事務所協会と住宅金融支援機構とでまとめた資格業務です。

新築工事は指定確認検査機関などが適合判定を行いますが、中古住宅融資や一定のリフォーム融資には一部建築士資格者にも適合判定業務が開放されております。

建物の劣化状況が中心となりますが、このように床の傾きなどもチェックします。レーザーレベルが大活躍です。
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壁の倒れもないかチェック。これは下げ降りという道具です。建築はアナログな計測機器も沢山使用するのです。
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床下の状況も確認します。これは木材の含水率を計測する機械です。良く乾いておりますね。
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土台には米ヒバ材が使用されておりましたので耐久性もバッチリです。

習うより慣れろで、藤原君にも色々な経験を通じて一人前の技術者に育ってほしいと思っております。

花見大会

12日は夜から会社の中庭と作業場を使って花見大会を行いました。若手社員と大工の有志で起案してくれました。

タコ焼き、焼肉、サンドイッチとチームに分かれて準備をしました。私は寿司握りバイト経験から握り寿司を鮮魚屋勤務だった村木大工と行いました。
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久しぶりに大量に握りました。2年目の藤原くんは人使いが上手いようです。
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色々とお声がけをして、多くの方に集まっていただきました。社員、大工、協力業者の皆さん、FMやまとの皆さんなど皆で和気あいあいとした雰囲気で進行しました。
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スペシャルゲストに、大阪から想ワレのえみこさんをお招きしてミニステージ!相方のちえみさんは体調不良で残念ながら来られなかったのですが、その分えみちゃんが頑張りました!
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音響と照明には、FMやまとの本家さんにお願いしました。急なお願いでしたがさすがの段取りと構成でほんとに頼んで良かったです。ありがとうございました!
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大工見習いの横田君はカンナにサインを貰っていました。
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それを見て建具職人見習いの天野君もカンナにサインをして貰い記念撮影。楽しい夜はあっという間に過ぎました。
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大和の木で家を建てる

今朝は大和市内のN邸の木材を搬出していました。道路使用許可をもらって一部道路を通行止めにしての作業です。
去年に続いて2回目の伐採した木材です。
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天候不順でしたが、晴れた朝のうちに終わらせることができました。廻りの住民の方々も陽当たりが良くなって嬉しいと話されておりました。

今回も厚木の七沢にある市川屋さんに持ち込み、製材から乾燥までお願いしています。どんな仕上がりになるか、楽しみですね。
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TVK番組の撮影

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一昨日ですが、青木工務店のモデルハウスにてTVKテレビかながわさんの情報番組の収録が行われました。
林野庁の補助事業である「木材利用ポイント」が今年の9月、つまり半年間延長になったことで昨年に続きご紹介することになりました。

放送予定は3月17日月曜日12時からの情報番組、「ありがとッ!」内のコーナーです。是非ご覧下さい!

リノベーションリフォームの説明

昨日は都内某所にて、リノベーションリフォームの概要説明と、とんな事ができて何ができないのか、などのご説明をお客様にしておりました。
現在工事中の青木工務店施工のスケルトンリフォーム現場を、工事最初からずっと気になってみていられたそうです。
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現場の職人に声をかけられて、担当より私にお話が届きました。お客様も声がけに勇気が必要だったかもしれません。応対した職人も、気持ちよく対応して感謝です。
現場力はウソをつかない、と自信を持つことが出来るエピソードで嬉しいことです。また、住まい手のリノベーションへの興味はますます加速していきます!

敷地内の木をマイホームに使う

昨日は大和市N様と打ち合わせでした。暮れにまた敷地内の林の木を伐採したとのことで場所を移して材料を見に行きました。杉や桧などです。こちらも近々搬出して製材をしていきます。
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60年生の木材なので、少なくともそれ以上、100年以上は利用してもらえる建物にしていきたいですね。
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別の場所には古民家の解体で確保していた地松もありました。シバンムシの小さな穴は古材では仕方がないのですが、構造耐力上に大きな支障がある様子ではありません。再び磨き上げてどこか目立つところに使いたいですね。
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青木工務店の来期に向けて

青木工務店は今月が決算です。1年を締めくくり、毎年あれこれと思いを巡らせるのですが先ず思うのは、今期もお客様に支えられて過ごすことができたありがたさです。会社はなかなかいう事をきかない大きな生物のようですが、反省を活かして必ず改善に向くように先ずは私がすっかりと変わり続けなければなりません。

先日の福島県出張でも、日々の生活のありがたさを痛感する一コマがありました。

講習会の会場となった建物に張られているこの表は、東日本大震災で安否確認の様子や建物の損壊を表したものです。
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震災後、この場所は仮設住宅建設の前線基地でした。写っている和田さんはエコビレッジといういわき市の工務店社長です。地域でリーダーシップを発揮して苦難を皆で乗り越えていったのでした。

朝日が昇ると町に人が出てきて掃除をしたりごみ出しをする。道路に車が走る。電車が時間通りに駅に到着する。そんな日常があることの大切さを強く感じました。

来期はお客様の日常の生活に寄り添えるような提案と実現を、企画・設計・工事・メンテナンスを通じてより深化させていきたいと思っております。