平成25年度途中から今年度までの1年半の間、国土交通省内で行われていた「中古住宅市場活性化ラウンドテーブル」が昨日、報告書をまとめ資料とともに発表されました。最後の報告書は社員皆是非一読しておいてください(いきなり難しいでしょうが、ことあるごとに話しましょう)。
5年前から関係諸先輩方がら誘われて私的な勉強会を始めておりました。かねてから、家余りの日本で地域工務店のあるべき姿とは、このまま新しい家をつくり続ける社会意義とはと自分に問うておりました。人の寿命よりも長い建物を建て維持していく技術は果たしてどのように必要とされるのだろうか、もしかすると住まい手から搾取して私たちは生業を建てているのではないかと。
いやいや、私たちは暮らしを守るシェルターを建てているのだ、思い出づくりの箱を 造っているのだ、では弱いです。
住まい手から離れて住まいが利用されて、評価されて、転用できることで資産価値が生まれ、初めて本当に家を持つ意味が生まれると勉強会を通じて確信した矢先に、このラウンドテーブルがはじめられ、一般社団法人JBNとして青木会長が出席、仲間の工務店社長も作業部会委員として出席して話を聞いたり資料等を見ながら考えを整理しておりました。皆様大変お疲れ様でした!
報告書の内容では正直、まだまだ物足りない部分(ずっと不満な部分がありまして)もあるのですが、光明ははっきりと見えております。そして今後も非公開に続けられるようです。私の気持ちは定まっております。爆進していきますよ!