先週の火曜日は午後から茅ヶ崎市内にあるTOTOさんの施設で高齢者体験の講習会に技術系スタッフ皆で参加を致しました。
管材販社の小泉相模さんの営業担当者に私が別の関係で体験した話を以前話をしたところ、今回のセミナーの段取りをしてくださり他の会社の皆さんとともに参加をすることになりました。
写真は一切禁止という事で、セミナールームだけ許可となりましたので文書でご紹介いたします。
TOTOのユニバーサルデザインの基本原則は5つあるそうです。
①ラクにつかえる
②操作しやすい
③ここちよい
④えらべる
⑤安全で安心
これらをサイクルさせながら商品開発をしているとのこと。素晴らしいですね。
身体が不自由になるとどの様な動作になるのか、など専用の器具を使いながら自身の身体で体感します。
この経験を通じてバリアフリーリフォーム等でより良いご提案をお客様にできるようにするのが狙いです。
左右と違う重さの重り、関節を動きにくくするサポーター、このあと白内障のゴーグルなどもセットしました。
すでに60歳の堤さんには後期高齢者体験という事かもしれません(笑)
トイレ寸法による立上りのしやすさ、手摺や紙巻き器の位置、階段など段差、浴槽のまたぎ、キャビネット内のものの取出しなど日常生活の動作を器具を付けて行うと手摺のありがたみやふと手を掛けてしまう部分の形状などが良くわかります。
私は普段は筋力で自然に勢いを付けて動かしている事を感じ、関節の拘束で動作が鈍くなり勢いが付けられない事でより筋力が使われる事を感じました。
また、意外にも左右違う重りは動きにくいです。身体の片方が不自由であることはこれほど大変なのだと改めて知ることができました。
TOTOさんは毎年この3種類のバリアフリーブックを改定しているそうです。
部位ごとに解説しているのでとても見やすい内容でした。HPでもダウンロードできるということなのですので、バリアフリー対応の新築やリフォームを考えている方はチェックしてみると良いでしょう。