昨日は建設業界のDX化の一環で、リモート機器を使用した建設現場の完了検査の実証検証を青木工務店の現場で行いました。

事業は国土交通省より日本建築防災協会が受託し、市浦ハウジング&プランニングさんがコンサルティング会社となり進めているものです。

前年度は建設会社・設計事務所がリモート参加、検査機関が現場で実証検証を行いました。

今期は逆で検査機関がリモートで、建設会社・設計事務所が現場で実証検証を行います。

前期事業は大手ハウスメーカーさんの現場でハウスメーカー社員(現場管理者、監理者、設計者)がリモートの指定確認検査機関が現場だったのでスムーズだったようですが、今期は中小工務店や中小設計事務所でかつ首都圏以外の実証検証が要望でした。

工務店ではJBNが対応する事になり、地方の現場として秋口にはJBNの広島県や埼玉県の現場でも行われます。

現場では現場担当の浅見が対応し、私は会社からリモートで参加しました。

指定確認検査機関は神奈川県建築安全協会さん。中間検査実施のない行政区ですが、瑕疵担保責任保険の検査が中間検査のようなものですので弊社での実証検証も比較的スムーズに行われたと思います。

今回の配置での形式でのリモート完了検査は検査者の業務に対して現場担当者が補助をする(具体的には検査者のカメラを、計測器をあてている検査者の補助者の代わりに持ってあげる)ような連携があるともっともっとスムーズに作業が行われるのだと思いました。

また、通信環境についてはやはり課題が残りますがこればっかりは通信会社が頑張ってもらうしかないですね。

この事業は私も今期からのこの事業委員会でJBNからの委員となりました。

現場のIT化が少しずつでも進みますように!