一昨日は午後から都内におりました。JBN次世代の会の前に、国交省から既存住宅の長期優良・性能向上リフォームのお話を戴きました。
これまで空家の数は750万戸とか780万戸といっておりましたが、直近のデータの推測では大台の1000万戸という数字も予想されているそうです。全国の集計値とはいえ、皆さん空家がとても多いと思いませんか。
これらに対する対応は急務なのですが、どうも業界の反応が鈍いのです。青木工務店では、住宅の資産価値化でお客様にお応えしていきたいのです。
補助制度のお話もありましたが、軌道に乗るまでの支援なのです。同業者の中でもそれぞれの思いであれこれと言う方もいらっしゃいますが、一般のお客様からの目線で見れはこのままでは良いことは先ずないと明らかです。すぐに価値のないもの(と評価されてしまっているもの)に、やれ高級だとかこだわりだとかで押し付けていては私たちの存在は一体何なのでしょう。建築主が「住む」ことで得られる価値から、市場に出た時の評価としての価値まで継続させたいです。
既存住宅の流通となると、はやり「立地」というキーワードは外せないと考えております。しかしそこから「デザイン」「質」「暮らし方」「性能」「ランニングコスト」といったもので選んでいただけますように。あくなき研究が続きます。