3月にかなきょう会長としてインタビューを受けておりました本が完成したと、神奈川県森林協会の石鍋さんが届けてくださいました。
「かながわ県産木材ガイドブック」というタイトルで、神奈川県庁の他、県内の市町村の各部署に配布されるものです。
私たち地域工務店は一番川下側の担い手となります。
地域工務店は建設会社としてだけでなく、多くは職人を抱えて木工事を直接行う形式をとっている事がゼネコン会社との大きな違いと言えます。
従って確実な施工を行い後のアフターメンテナンスについても迅速に対応できるのです。
とはいえ、かなきょう会員の工務店も色々。神奈川県産木材への理解もそれぞれでしょう。
木材は建築で使う事が一番高い金額で取引され、長く使われる事でカーボンニュートラルからカーボンマイナスになりうる可能性を生み出します。
つまり、建築で使う事が一番環境に良いのです。
一方で生産量は山の維持管理が適切に行われる程度が神奈川県の目標。
大手の会社がドバっと使う事ではなく、地域の会社が必要な範囲で継続的に使う事が需給バランスを取りやすいのです。
毎年12月に森林見学バスツアーを行っておりますが、これまで未参加だった工務店も巻き込んで神奈川県産木材の普及促進していきたいと思います。