先週金曜日はウェブ講習会を受講しておりました。
建築物ホールライフカーボン算定ツール(通称、J-CAT)の講習会です。
これまでCASBEE(キャスビー、建築環境総合性能評価システム)がありましたが、最近はこのJ-CATが話題になっております。
CASBEEも建設時から廃棄までの炭素排出量についての評価がありましたがJ-CATではさらに踏み込んで素材や資材の生産段階から評価対象となっているので、地域材を利用する工務店にとってはより良い評価に繋がるのではないかと思いました。
これまで暫定版が公開されておりましたがつい先日、正規版がリリースされました。
来年には住宅版も整備されるようです。
今回の講習会で分かったことは、エアコンの冷媒は住宅で普及しているR32が非住宅建築では普及が進んでいない事で冷媒管の長さで数値が大きく影響が出ること。
また木造建築と非木造建築では建設時の二酸化炭素排出で差がありながら維持メンテナンス時には木造が不利な評価となる事。
私からすれば「??」なのですが、木造設計や施工に不慣れな事業者の非住宅木造でやたらに躯体を外部に晒したりしている事が影響しているのかも知れません。
住宅版ではそのあたりJBNとしてしっかり評価根拠に意見を出さないとなぁと思いました。