先週の土曜日は毎年恒例の全木協神奈川県協会主催の森林見学バスツアーを開催いたしました。
今回も大型バス2台です。
現場見学と伐採地が箱根という事もあり、小田原駅に集合でスタート!
先ずは神奈川県産木材を使用した箱根の住宅を見学いたしました。
設計施工は逗子市のキリガヤさんです。
眼下に芦ノ湖を望む素晴らしいロケーション。
外壁に神奈川県産木材がデザインされた横桟に張り分けて使われていました。
木材の暖かみが感じられる素敵な空間でした。羨ましい!
現場見学の後は箱根の山へはいります。
神奈川県森林再生課の藤井さんから神奈川県の森林の状況や神奈川県が取り組んでいる施策などについてお話しいただきました。
場所はお玉が池の近くです。
私としてはこのエリアは心霊スポット。
江戸時代に箱根の関を関所やぶりをしたお玉さんが処刑されたと言われる場所です。
山に入るにあたり今回も熊用のスプレーを持って行きました。
この辺りも出没情報は多数との事でしたが、今回は現れずに無事に済みました。
伐採地まで15分ほど上りの林道を歩きました。
天気予報では冷え込みが厳しかったのですが汗をかくほどでした。
ここでは立木をチェーンソーで切り倒すデモンストレーションを行いました。
昭和初期に桧が植林された県有林でした。
そうなると樹齢は90〜100年となりますがとても細いです。
写真の通り間伐が行われていない暗い森だったので育成が進まず、地表も土が露出した状態でした。
日本の山の多くの現状を知る上では良い事例と思いました。
これらの木を伐採して新たに更新していく為の原資としても切り出された木材が売れる事が大事なのです。
バスで昼食を取り、その後は市川屋さんの製材所「フォレスト津久井」に移動。
市川常務より製材所の作業のお話をいただきました。
一本一本製材される様子はみなさん興味深く見学されていました。
こうして人の手で生産されるものだと言うことを知っていただくとまた木材の魅力が感じられると思います。
市川屋さんで場所をお借りして今回もクリスマスリース作成のワークショップを行いました。
皆さん上手に作られていて持ち替えられていました。
神奈川県産のスギやヒノキの葉を使った今年のクリスマスはより華やかになりますね。
最後はお土産。オギノパンの本社工場に寄りました。
これも毎回の恒例です。
名物の揚げパンと牛乳は小学校の給食を思い出す最高の組み合わせ。
今年のバスツアーも滞りなく無事に終える事ができました。
皆様ご参加ありがとうございました!