Louis Poulsen(ルイスポールセン)

先週の金曜日は午後からの住団連の委員会に出席後に麹町からの移動で、都内で行われた神奈川県木造住宅協会企画のルイスポールセンの照明計画講習会に県内の工務店さんと一緒に参加を致しました。

会場は当然、青山のルイスポールセンのショールームなのだと勘違いして待っていましたが誰も現れず。

資料をよく見たら池尻大橋とわかり慌てて移動しました。

会場はインテリア雑貨などを扱われているシンプレさんで行われました。

理想のお部屋を実現するのに証明器具だけでなく家具や小物など一通りそろうお店でした。

ルイスポールセンジャパンの伊藤さんがこの講習会の講師としてご説明いただきました。

ルイスポールセンは今年で創業151年を迎えるデンマークの老舗企業です。

創業時はワインの輸入業をされていたと話がありました。

照明器具を作り始めても100年以上。

写真がデザイナーのポール・ヘニングセンです。

現在でもわからず愛される照明器具の生みの親です。

照明器具はほとんどの工程を職人による人の手で作られているそうです。

デンマークは北欧なので白夜のある国。

季節によっては夜遅くまで薄明かりの空が続き、長い夜を綺麗な照明で過ごす文化があるそうです。

現地の写真をいくつもご紹介いただきました。

代表的なペンダントライトのPHシリーズ。

照明器具の見た目のデザインでなく徹底的なプロダクトデザインなのだそう。

セードの角度の106度がどこにでもきれいに光を反射させるそうです。

従ってダイニングテーブルからの照明高さなど推奨があります。

テーブルから60㎝から70㎝以内。

床からだと130㎝から140㎝くらいになりますね。

頭が当たるというよりも頭より低いです。

全体をほんのり明るくするアンビエント照明と必要な所の照度を確保するタスク照明の使い分けなどがっちりとお話しいただきました。

こちらが説明不要のルイスポールセンを代表する大ベストセラー照明器具「PH5」です。

色はもちろん、セードの素材など沢山の種類がありますのでお好みの一つが必ず見つかります。

いつも選ぶのが大変です(笑)

置かれていたテーブルは長さ180㎝の6人掛けだったと思います。

テーブルの上に手のひらを広げて食卓に料理が並ぶイメージをしました。

テーブルの短手の席は照明から一番遠いので見た目はさすがに暗いのではと思いましたが、手のひらには必要な照度が確保されていました。

恐るべし。

こちらはPHスノーボールです。

一つの電球にセードで様々な目的を持たせているのが良くわかります。

テーブルだけでなく廻りや上部にも柔らかな光がもたらされていました。

こちらはパテラ。

もたらす光だけでなく器具から漏れた光のグラデーションがとても美しく、これだけでお部屋の中がぐっと華やかになります。

写真の事例では和室にも使われていましたが、違和感なく以外でした。

どのペンダントも一般的な住宅の照明器具予算の半分近くを持って行ってしまいますが、やはり憧れますね。

スノーボールは予算を全てつぎ込んでも足りません。

自動車1台分の器具もあります(笑)

我が家もどこかの器具を変えようかな?

店内には様々な家具や壁時計、インテリア小物などが充実しておりました。

インテリアデザインは工事中ではなく設計段階で盛り込んでいくとより好みに近づけられます。

感覚が豊かになる良い講習会となりました。

皆様ありがとうございました!